T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報を発信しています。金融関係の仕事をしながら官報合格済み。その他キャリアや英語学習の情報も発信しています。

素読みと時間配分は重要

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

73回税理士試験の感想をこちらこちらの記事で書きました。今年の試験問題を見てみると素読みと時間配分の重要性を改めて認識しました。

私は、時間配分や問題の取捨選択が合否のカギを握るような問題はどんな試験でも不適切だと思います。時間内に解ききれる分量にするか試験時間を長くするべきです。

しかしながら、現実問題税理士試験では時間配分が重要なのでそれを意識して学習する必要があります。今年の試験問題の時間配分について振り返ってみます。

 

1. 第73回の試験問題の時間配分

(1) 簿記論

簿記論は第三問でいかに解ける問題を拾っていくかがカギとなります。第一問と第二問は年によって難易度にばらつきがあるので取捨選択が難しいです。第一問と第二問をなるべく早く済ませ、できる限り多くの時間を第三問に費やすのが基本戦略となります。自分の得意分野から解き始め、早めに1か所でも2か所でも正解を出して勢いをつけるのが良いと思います。

今年の第一問、第二問は特殊仕訳帳、ソフトウェア、外貨建取引でした。特殊仕訳帳は忘れている受験生も多かったでしょうし、ソフトウェアもちょっと捻った感じの問題で、外貨建取引は苦手な受験生も多くまた分量も多かったです。どの問題から手を付けるか、判断は難しかったと思います。問題の難易度が高かっただけでなく、時間配分の点でも難しい問題だったと思います。

(2) 財務諸表論

税務諸表論は計算になるべく多くの時間を掛けて高得点を取る必要があります。理論の記述の量と難易度で時間配分が変わってきます。昨年の理論問題は選択式の問題が多く難易度も高かったので30分ぐらいで切り上げて計算に90分ぐらい掛けることも可能でした。一方、今年の理論は昨年に比べれば記述が多い問題でした。今年の理論の問題であれば理論もある程度得点を取らなければならず、40-50分は理論に時間が掛かり、計算は70~80分といったところでしょうか。

解答用紙に受験番号を書く段階で回答欄から理論に時間が掛かることを想定し、理論にどのくらい時間を掛けるか見極める必要がありました

(3) 法人税

法人税は理論も重要でかつ時間もかかるので、理論と計算60分ずつを目途にしている受験生が多いと思います。今年の理論は分量が多く規定を全て書いていたら計算の時間が足りなくなります。素読みの段階で理論全体の分量を把握し、個々の問題での多少の失点は覚悟して、思い切って解答を省略するという判断を早い段階でする必要があました。理論が書ける受験生ほど理論を書きすぎて計算の時間が足りなくなった可能性があります。

計算は2題形式となっており、必ず2題とも解答する必要があります。小問がある場合、小問が手付かずで残るリスクを回避するため、私は小問から解いた方がいいと思います。

今年の法人税の問題では理論に時間を掛けすぎない、計算は小問から解くという判断を早い段階でする必要がありました。時間配分の点ではかなり難しい問題だったと思います。

(4) 消費税

今年の消費税の理論の分量は例年程度と思いますが、計算が原則課税の総合問題2題と分量が多めでした。計算が2題形式の場合、問題の読み取りや頭を切り替えるのに時間が掛かります。解答用紙を見た段階で計算に時間が掛かることを想定して時間配分を決める必要がありました。また、計算は問1が調剤薬局でなじみがなく、問2が不動産業で見慣れた業種でした。計算は見慣れた問2から解き始めるべきでした。実際の難易度は解いてからしか分かりませんが、見慣れた業種であれば他の受験生ができる問題かできない問題か取捨選択は比較的容易と思います。

今年の消費税の問題では計算に時間が掛かる、計算は問2から解くという判断を早い素読みの段階でする必要がありました。

 

2. 時間配分のスキル向上策

時間配分のスキルの向上は容易ではなく、本番の試験形式での演習で行うしかありません。しかも、素読みや時間配分の訓練になるのは「初見の問題」かつ「難易度の高い問題」に限られます。2度目以降の問題ではある程度時間が空いていても訓練になりませんし、時間内に解ききれるような易しい問題でも訓練になりません。4月以降の直前期の演習で時間配分のスキルを磨くしかないと思います。直前期の演習は本番を想定して、一度はきっちり2時間で区切ってテストを受け、その後、全ての問題を解きましょう。仕上げに公開模試を予備校の校舎で良いので会場受験して時間配分のスキルがどの程度か確認しましょう。公開模試は自宅受験だと色々と甘くなるので絶対に会場受験をした方がいいです。

 

時間配分は難しいですがこれを乗り越えないと合格はないので頑張りましょう。

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

2023年第73回税理士試験の感想(税法編)

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

2023年の税理士試験が8/8~10に実施されました。受験された皆様お疲れ様でした。

昨年もこちらの記事で試験の感想を書いています。簿記論と財務諸表論の試験問題の感想はこちらの記事で買いました。今回は税法科目の試験問題の感想を書きます。

理論と計算は問題の質(「良」、「妥当」、「悪」)と量(多すぎ、妥当、少なすぎ)、全体の資格試験としての適切性の感想を★~★★★(「不適」、「いまいち」、「適切」)の3段階で書きます。

 

1. 消費税

理論が事例問題で大問2題、計算はいずれも原則課税の総合問題2題という形式でした。理論は例年通りですが、計算は2題形式の場合、原則+簡易または総合+個別というのがこれまでのパターンでしたので、原則課税の総合問題2題という形式に戸惑ったかもしれません。

予備校

ボーダー

確実

T

70

79

O

73⇒73

84⇒79

(1) 難易度

理論は問1、問2ともに消費税の試験で良く出てくるタイプの事例問題で難易度は「やや易」といった感じでしょうか。理論の暗記に基づく事例への当てはめが問われており、高い精度が求められます。べた書きでない標準的な事例問題は実力差が出やすく差がつきやすい問題と思います。しっかりと学習した受験生は高得点が取れる一方、暗記があいまいであったり、事例への当てはめの訓練が不十分であったりすると思ったより点数が伸びません。税理士試験の事例問題は消費税に限らず一般的に良問が多いと思います。

計算は、問1が調剤薬局通所介護施設等を運営する法人の問題、問2が不動産業を営む法人の問題でした。問1はなじみのない業種で判断が難しい問題も含まれていたようですが、全体的な難易度は標準的だったようです。問2は頻出の不動産業業で易しい部類だったようです。

(2) 分量

理論単体で見れば理論の分量は適切だと思います。計算の分量は多いのではないかと思います。2問構成の場合、問題の前提を読んで理解するのに時間を取られます。個々の処理はそれほど難しくなかったとしても、思ったより時間がかかります。いろいろ試験で問いたいという試験委員の意図は理解できますが、ちょっと欲張りすぎではないでしょうか。

全体を通すとかなり時間配分とスピードが重要で、理論も書きすぎると計算の時間がなくなり、計算も問1と問2をバランスよく解答することが求められています。分量の点ではテストのためのテストといった感じで個人的には評価できません。

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:良

問題の量:適切

【計算】

問題の質:良

問題の量:多すぎ

【全体】★★(いまいち)

試験問題の質は理論・計算ともに奇抜な問題や題意の読み取りが難しい問題もなく良かったのではないかと思います。実力通りの結果となりやすい試験問題だったと思います。

とはいえ、計算の量が多いため全体の分量が多すぎて少しバランスを欠いています。もう少し分量の調整ができていれば、もっと良い試験となったのではないかと思います。

 

2. 法人税

理論が事例問題で2題、計算は総合問題と個別問題の2題という形式でした。

予備校

ボーダー

確実

T

64

78

O

58⇒58

70⇒67

(2) 難易度

理論は、問1「通算制度」、問2「過大支払利子税制」、問3「貸倒引当金(個別評価)及び貸倒損失」でいずれも事例問題でした。問われ方自体は規定とその当てはめで標準的でした。問3は標準的な論点なので高得点が求められそうです。一方、問1・問2は今年の予備校の理論のランクは分かりませんが、精度高く学習していた受験生はそれほど多くないと思います。答練で一度出題された程度ではなかなか記憶は定着しません。理論の難易度は「難」だったと思います。理論のボーダーはTが34点、Oが24点と割れています。

計算は、奇問はなかったようで難易度は「標準」だったようです。

(2) 分量

分量は理論も計算も多すぎるのではないかと思います。理論は答えが分かっていてもまともに書いていては時間が足りなくなります。いかに、減点覚悟で割り切って端折っていくかがカギとなっています。計算は例年ボリュームが多いのですが、理論と合わせるとより今年の厳しさを感じます。理論ができる受験生が書きすぎて失敗する可能性がある試験問題と思います

問題の取捨選択やいかに回答を端折るかが合格のカギを握るような問題は、私は良い試験問題とは思いません。全体のバランを考えて分量を調節してもらいたいです。

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:妥当

問題の量:多すぎ

【計算】

問題の質:妥当

問題の量:多すぎ

【全体】★(不適)

 

それぞれの問題を見ると試験問題の質は妥当に思えます。理論も計算の量が多いため全体の分量が多すぎ、スピードと時間配分の勝負となっています。時間配分を間違えるとかなりの確率で不合格となるのではないでしょうか。実力者が不合格となる可能性が高い試験問題と思います。税理士となるために必要な知識や思考力を確認する前に、時間配分が重要となってしまっている点が残念です。

 

3. 相続税

理論が事例問題で2題、計算は総合問題1題という形式でした。

特徴的なことは、問1が「特定居住用宅地等」、問2が「個人とみなされる者」で第68回(平成30年、2018年)の理論と同じ組み合わせで、問2は第71回(令和3年、2021年)にも出題されていることです。直近の出題にかかわらず満遍なく学習すべきとのメッセージに見えます。

予備校

ボーダー

確実

T

54

69

O

64⇒59

76⇒71

(1) 難易度

理論はいずれも事例形式で資料の読み取りに時間がかかるようで、難易度は「やや難~難」でしょうか。問1は計算でも出てくる論点なので高い精度の解答が必要である一方、問2は計算との関連はなく、また直近に出題された論点であるため手薄であった受験生も多いのではないかと思います。上位の受験生はこれも押さえてくるため問1と計算が出来ていることは当然として、問2で差がついたのではないと思います。事例問題としての問われ方自体は標準的で良い問題だと思います。

計算は、財産評価が中心で難しいものも含まれており難易度は「やや難~難」といったところでしょうか。あまり細かい論点を出題しなくても良いのではないかと思いますが、問題の質は妥当に思います。

(2) 分量

理論の分量はべた書きよりは事例問題の方が問題の読み取りに時間がかかるため同じ大問2題構成といっても分量が多めとなります。

計算は個々の財産評価に難しい問題があった分、分量は抑えられているようです。

理論で時間が掛かることを考慮すると全体の分量のバランスは良かったのではないかと思います

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:良

問題の量:妥当

【計算】

問題の質:妥当

問題の量:妥当

【全体】★★★(適切)

 

計算問題でやや細かい問題を出しすぎている印象はありますが、全体的な問題の質は良好で全体の分量のバランスがとれており良い試験問題だったと思います理論の問1と計算問題で他の受験生同様にしっかりと得点し、理論の問2でも得点できた受験生が合格するでしょう。捨てる論点なくしっかりと学習することの重要さが分かる試験問題だったと思います。

 

4. 国税徴収法

べた書き4題、べた書き+趣旨が1題、事例問題の小問3題、配当問題1問という構成でした。

予備校

ボーダー

確実

T

75

86

O

64⇒80

77⇒86

(1) 難易度

べた書きや要件は基本的な問題で「易~やや易」だったと思います。「時効」に関する事例問題も予備校の講義では何度も解説や答練があったはずで「標準的」と思います。配当問題は全体的には「標準的」ですが一部解答が難しい箇所があったようです。

(2) 分量

昨年の試験ではあまりにも分量が少なく、相対試験には不向きでした。今年は問題量が例年通りとなっており、2時間で解ききれるものの大幅に余ることもなさそうな適度な分量という気がします。

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:良

問題の量:妥当

【全体】★★★(適切)

 

それぞれの問題の難易度は易しめだったとはいえ、満遍なく広い範囲からの出題であったと思います。事例問題、配当問題、趣旨を問う問題など問題のバランスもとれています。分量としても2時間の試験時間としてちょうどよいものと思います。捨て論点のない国税徴収法らしく全範囲をしっかりと学習した人が合格する良い試験問題と感じました。

 

5. 事業税

事業税については細かく書きませんが、相変わらず理論は速記試験でひどいという印象です。計算は50点の配点となってから満点勝負ではなくなったようです。学習範囲が狭く相対試験に向かない科目なので税理士試験から外すべきと思います。

予備校

ボーダー

確実

T

72

80

O

78⇒78

87⇒87

 

8/25にOのボーダーが修正されました。消費税、法人税、事業税は大きな修正はなく、相続税は下方修正、国税徴収法は大幅な上方修正でした。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

2023年第73回税理士試験の感想(簿記論・財務諸表論)

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

2023年の税理士試験が8/8~10に実施されました。受験された皆様お疲れ様でした。昨年もこちらの記事で試験の感想を書いています。今年の試験問題が資格試験として適切かという点について個人的な意見を書きたいと思います。

理論と計算は問題の質(「良」、「妥当」、「悪」)と量(多すぎ、妥当、少なすぎ)、全体の資格試験としての適切性の感想を★~★★★(「不適」、「いまいち」、「適切」)の3段階で書きます。

1.  簿記論

今年も個別論点の大問2題と総合問題1題という形式でした。第一問が特殊仕訳帳とソフトウェアに分かれているので個別論点3題となっています。

予備校

ボーダー

確実

T

54

62

O

49⇒50

55⇒57

(1) 難易度

難易度は第一問の特殊仕訳帳とソフトウェアはともに「やや易~標準」、第二問の外貨建取引が「やや難~難」、第三問は製造業及び販売業の総合問題が「やや難~難」といったところでしょうか。

特殊仕訳帳は簿記検定で学習しているはずなので覚えていればできると思いますが、少し古い論点な気がします。とはいえ、奇抜な問題はなく、解答しやすいところで確実に点数を積み重ねることができたかが合否のかぎとなりそうです。

TとOでは第三問の評価が異なっています。Tは問題の取捨選択がし易いとして比較的高めのボーダー、Oは製造業でとっつきにくかったこともあり低めのボーダーとなっているようです。

(2) 分量

第二問と第三問の分量が多く、例年通り、時間内では解ききることができません。問題の取捨選択がカギとなっています。

(3) 総合評価

【計算】

問題の質:妥当

問題の量:多すぎ

【全体】★★(いまいち)

 

例年通り、問題の取捨選択をして素早く解答することが求められています。特に奇抜な問題もなく実力通りの結果になりやすい試験問題だと感じました。

問題自体の質は良いように感じますが、2時間という試験時間に対する問題量の多さは依然として問題だと思います。問題の取捨選択というテストのテクニックは税理士に必要な知識や能力とは無関係で、資格試験としての質は低いと思います。難しい問題に少しでも時間を使ったら不合格になるというのは納得感がありません。全体の問題量を調整して2時間で解ききれる分量にするか、試験時間を長くするべきです。

全体的な試験問題の質は3段階(★★★「適切」、★★「いまいち」、★「不適」)で「いまいち」というのが個人的な評価です。分量がもう少し調整されていれば「適切」だったと思いますし、逆に奇問が混ざっていたら「不適」と思います。

 

2. 財務諸表論

予備校

ボーダー

確実

T

67

79

O

62⇒62

68⇒68

今年も理論2題と総合問題での計算1題という形式でした。

(1) 難易度

難易度は理論が「標準」、計算が「やや易」といったところでしょうか。

理論は臨時償却や減損処理における連結財務諸表上の資産のグルーピングの見直しなど予備校の講義であまり触れられていないであろう問題もありました。全般的に素直な問題で選択式の問題だけでなく記述も多く求められました。難易度が高く理論で差がつきづらかった昨年とは異なり、理論でも差がつきやすい問題だったと思います。

計算問題は例年通りの総合問題で難易度も高くなかったようです。

TとOでは理論の第一問と計算の第三問はほぼ同じような評価で、第二問はTがやや易しめでボーダー17点、Oが第一問と同程度で13点としています。

(2) 分量

分量は適切で2時間で解ききれた受験生もいたのではないでしょうか。

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:良

問題の量:適切

【計算】

問題の質:妥当

問題の量:適切

【全体】★★★(適切)

 

今年は理論と計算のバランスも良く、実力通りの結果になりやすい試験問題だと感じました。

資格試験として「適切」でかなり良問だったのではないかと思いますこれが相対試験でなく、税理士試験の概要|国税庁に記載の通り60点取れば合格できる絶対評価であれば相当良い試験だったと思います。

 

8/25にOのボーダーが修正されました。簿記論と財務諸表論は大きな修正はありませんでした。

 

税法の試験の感想は別途書きたいと思います。今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

全国学力テスト英語「話す」のテスト内容はまとも

こんにちは、T-アレックスです。

 

2023年7月31日に文部科学省から全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。

 

令和5年度 全国学力・学習状況調査 報告書 中学校 英語:国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research

 

今回は初めて中三の英語に「話す」の試験がありました。ヘッドセットがどうとかシステムに慣れていないところはあったようですが、そこは初回なのでしょうがない面はあります。その点については私は特に触れません。本の学校教育では英語を話すことが出来ないことは皆分かっていますが、これを改めて可視化したものとなります。

 

設問は5問でうち4問はイラストによる誘導もあり比較的短い文章で答えられる問題でした。最後の1問はプラスチックバック(日本でいうビニール袋)に関する意見を述べるものでした。

平均正答数0.6問/5問、中央値0.0問、標準偏差1.0問で、半数の人は正答ゼロ、84%の人が正答1問以下という結果です。

4問目までは中学までに学習した内容で十分解答可能だと思いますテストの会話文がYutubeで公開されているので私も聞いてみました。会話自体かなりゆっくりです。中学生の英語能力を測るテストとしは適切もしくは易しい問題だったのではないかと思います。批判している人は公開されている問題を確認もせずに批判していのは明らかです。

もちろん、小学校・中学校の英語の授業で「話す」能力を向上させるような授業は十分に行われていないので、この結果は想定通りと思います。皆が漠然と思っていたことを実際に数値として可視化したことにこのテストに意味があると思います。

問題が難しいとか正答率が低すぎるとかいう批判は全く意味がありません。これ以上易しくしたら実態把握としての意味がなくなります。

報告書に書かれている各設問の課題は以下の通りです。

 

(1) 基本的な表現を理解して、即興で伝え合うことができるようにする

(2) 基本的な文法事項を理解して、即興で伝え合うことができるようにする

(3) 対話を継続・発展させるために、関連する質問をすることができるようにする

(4) 聞いたことを基に自分の考えとその理由を述べ合うことができるようにする

(5) 聞いたことを基に自分の考えとその理由を話すことができるようにする

 

私は良く練られた問題だと感じました。今の日本の英語教育の内容や英語を話さなくても生活に困らないという環境の中で、英会話力の向上にどのこくらい時間やお金をかけるべきかという議論はあるにしろ、今回のテスト内容自体は批判されるようなものではないと思います。

 

私も学校の英語教育では英語をある程度読み書きは出来るようになったものの、聞く・話すという能力はつきませんでした。この点については別途機会があれば書きたいと思います。

 

今回はここまでとなります。

カランメソッド受講開始

今回はカランメソッドを数回受けた感想を書きたいと思います。

 

1. カランメソッドとは

カランメソッドの説明については英会話スクールの公式サイトや色々なブログで書かれているのでそちらでご確認ください。

QQ Englishの公式サイトはこちら。

カランメソッド | オンライン英会話ならQQEnglish

 

2. スタートステージ

QQ Englishでは2回無料レッスンが受けられます。初回はレベルチェックです。私のレベルは10段階中3でした。レベルチェックの詳細はこちらをご参照ください。

カランメソッドは1-12までステージがあり、スタートステージを決めるため最初にカランメソッド用のレベルチェックを別に受けます。これで2回の無料レッスンのチケットが使い終わります。私のスタートステージは2でした。

 

3. 受講の感想

数回レッスンを受けました。練習する内容は中1レベルの現在形や現在進行形から始まるので簡単です。しかし、先生の質問スピードに合わせ、フルセンテンスで正確に回答するのは結構難しいです。瞬発力と英語脳を鍛えるには良いのではないかと思います。私自身、会話の反応スピードや文法の正確性が課題と感じていたのでより練習だと思います。普段の会話でも時制や単数形・複数形などの文法が間違っていたと、言った後に自分で気づくことは多々あります。これを修正してきれいな英語を話せるようになりたいと思います。

基礎の反復練習なので面白さはないと思います。Youtubeの動画ではレベルが上がるとかなり複雑で長い文章も練習することになるようです。フリートークやトピック英会話のようなものはありません。

野球の練習に例えると小学生がやる正面の緩いゴロを正確なフォームで取る練習を繰り返す感じです。レベルが上がればノックのスピードがあがったり、前後左右の動きが出たり、送球が加わるものの、試合形式の練習や練習試合はないといった感じです。

 

しばらくカランメソッドを継続してどのくらい上達するか変化を見ていきたいと思います。

 

今回はここまでとなります。

英語学習開始

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えしているのですが、海外赴任になって英語力を向上させる必要が出てきました。本気で英語の学習を開始したので、記録も兼ねて英語学習に関する記事も書こうと思います。

 

1. 私の英語学習履歴

(1) 海外赴任前

私は70年代後半に日本で生まれ育っておりこれまで海外生活の経験はありません。日本の受験勉強の英語は出来た方だと思います。当時はセンター試験(現大学入試共通テスト)にリスニングはありませんでした。2次試験でリスニングのある大学もありましたがウェートが低かったです。ライティングは国立大学などでは短文を書かせる問題はありましたが、長文を書くような問題は多くなかったと記憶しています。いわゆる受験英語で育ちました。

社会人になってから会社が提供する英会話レッスン(マンツーマンで1回1~1.5時間、全10コマ程度)を2回受けましたが、あまり効果はありませんでした。

これ以外は、独学でTOEIC対策やスクリプトを見ながら英語ニュースを聞いたりしていました。

(2) 海外赴任後

海外赴任後は自分の発音の悪さを改善しようと思い、ELSA Speakというアプリで2か月程度発音練習を行っています。現在も継続中です。ELSA Speak ではAIが自分の発音を判定してくれます。判定は結構厳しく、子音の発音などを正しくやらないと良い点数は出来ません。単語、短文、会話文などプログラムは豊富でゲーム感覚でやることができます。一度やると1,2時間はあっという間に過ぎてしまいます。費用は3か月会員が2,000円程度、1年会員が4,000円程度、永年会員が10,000円程度です。社会人であれば支払いに困るような金額ではないと思います。ELSA Speakについてはどこかでまとめて記事を書きたいと思います。

そのほかには、Youtubeで発音やリエゾン・リンキングの動画を視聴する、スピーチや映画、インタビューの動画でオーバーラッピングを繰り返すなどをやってきました。

独学の限界を感じリスニング・スピーキング・英語脳を鍛えるためQQ Englishでカランメソッドの受講を開始したところです。以上がこれまでの英語学習履歴です。

 

2. 現在のレベル

(1) TOEICの点数

私のTOEICの点数は850点前後です。内訳はリスニング、リーディングともに400-450点の間です。

 

(2) リーディングとライティング

読み書きについては、基本的に問題ありません。ときどき翻訳ツールや辞書ツールを使うこともあります。プレゼン資料の言い回しが自然かどうか、細かい文法が合っているかなど不安な点もあります。

 

(3) リスニングとスピーキング

海外赴任してからの会社での会議の9割は英語です。(残りの1割は東京との日本語での会議です。)専門用語は分かるので何を話しているかは分かりますが、大人数の会議で議論に加わるのは難しいです。自分のプレゼンの場合、事前に原稿を考えますのでプレゼン自体はなんとかなりますが、質疑応答の質問が聞き取れなかったり回答に詰まったりします。

少人数の会議であれば色々話もできますが、なかなか自分の言いたいことが言えずもどかしさを感じています。会社の人は皆いい人なので私の発言が拙くても我慢して聞いてくれます。文法が間違っていることも自分で話していて分かります。

会社の会話より日常会話の方がついていけません。

 

(4) レベルチェックの結果

QQ Englishのレベルチェックの結果は10段階中の3で、細かいフィードバックは以下の通りです。まさに私が自覚している通りの結果となっています。

 

−−−−−−−−−−−−

OVERALL LEVEL: Lv.3

−−−−−−−−−−−−

・住居、人間関係、所有物など、他者や日常生活に関する基本的な情報を理解し、尋ねることができる。

・身近で日常的な事柄について、簡単な文型で応答できる。

 

▼ VOCABULARY(語彙力): Lv.4

・既存の語彙を使って、自分の経歴や経験について話すことができる

・語彙力が限定的である

 

▼ COMPREHENSION(理解力): Lv.4

・簡単な会話や身近な事柄に関する文章を、相手がはっきりかつゆっくり話していれば理解できる

 

▼ GRAMMAR(文法): Lv.3

・基本的な文型を使っての会話でも誤用がみられる

・暗記したフレーズであれば間違えず使用できる

 

▼ PRONUNCIATION(発音): Lv.4

・限定的な発音要素を使うことができる

・発音をコントロールしようとするが、乱れや誤りがある

・ 間違った発音があり、聞き手が理解できないことがある

 

▼ DICTION/FLUENCY(話し方・流暢さ): Lv.3

・ポーズをおきながらであれば話すことができる。

・短い言葉で、相手に自分を理解させることができる。

・複数の簡単な文章でも、つなげて話すことは難しい

 

▼ CONFIDENCE (自信): Lv.3

・意味や感情を伝えるための、口調やトーンの工夫が必要

・身近で日常的な事柄について、簡単で直接的な情報交換を試みることができる

 

▼ SPEED(話す速度): Lv.4

・やや遅いテンポで、時に躊躇することがある。

・文章を完全に終えることができないことがあるが、それでも次の文章を続けることができる

 

▼ RESPONDING TIME(回答時間): Lv.4

・相手の質問にタイムリーに答え始めることができるが、顕著な間や、全体的にゆっくりなスピードで話すために、簡単な内容であっても全体の回答時間が長くなる傾向がある

 

3. 目標レベル

目標とするレベルは、①会議のスピードについていけること、②自分が言いたいことを英語できちんといえること、③日常会話に困らないことです。

さて、どのくらいの期間でどれだけ上達することが出来るでしょうか。ときどき進捗を書きたいと思います。

 

今回はここまでとなります。

税理士試験の計算学習法(追込み編)

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

最後の追込みで理論は何をすべきかこちらの記事で書きました。

今回は最後1か月の追込みで計算は何をすべきかを書きたいと思います。

 

1. 答練の解き直し

本番まで1か月を切ったら計算については、これまでに答練で出題された総合問題の解き直しに復習に徹しましょう。これまでたくさんの答練や練習問題を解いてきたはずです。その中から難しかったものを選んで解き直します。おそらく、3-4回目となるはずですが2週間以上間隔が空いていれば答えを覚えているということはないはずです。2,3日に一度は総合問題を解きましょう。どうしても苦手な分野がある場合には個別の問題を解くこともありますが、簿記論を除き理論に時間をとられるので個別問題に戻る時間はあまり取れないでしょう。

計算は基本的には個別論点の積み上げです。加点方式と思って答練で出題されたでの問題は確実に得点できるようにしましょう。本番は初見の問題となりますが、1か月切ってからは新たな問題に手を出す必要はありません。答練で出た問題が解ければ確実に合格します。

 

2. 間違いメモの見直し

間違いメモについてはこちらの記事で書きました。計算問題を解くのは2~3日に一度程度で良いと思いますが、間違いメモは毎日のように見直しておきましょう。間違いメモは本番に持っていくものでこれまでの学習の集大成です。間違いメモの内容を確実にしておくことで計算の得点はかなり変わります。合否のカギを握っているといっても過言ではありません。

 

3. 捨て論点

計算でも1年目の場合、学習時間が足りなかったり処理に時間がかかったりするなどの理由で捨てている論点もあると思います。白紙にならない程度に個別問題を解いておいてもいいと思います。しかしながら、捨て論点が本番で出題された場合、直前に少し確認した程度では合格レベル得点を取るとは難しいと思います。

こちらでも書きましたが、私は消費税の1年目の学習では簡易課税が手薄でした。直前少し見直しを解けるつもりで本番に臨みましたが、やはり体に染みついておらず十分な得点を取ることが出来ませんでした。

2年目以降の受験生は捨て論点があったら合格は厳しいでしょう。

 

計算も理論を回すのと同様に反復練習が重要で地味で辛いですが、来年同じことを繰り返さないよう最後の追込みを頑張りましょう。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。