T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報を発信しています。金融関係の仕事をしながら官報合格済み。その他キャリアや英語学習の情報も発信しています。

第75税理士試験出題のポイント発表

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

第75回税理士試験の試験問題と出題のポイントが発表されました。

令和7年度(第75回)税理士試験出題のポイント|国税庁

令和7年度(第75回)税理士試験試験問題及び答案用紙|国税庁

 

今年も昨年(2024年)は、昨年と同様に試験問題と出題のポイントが同時に公表されました。

出題のポイントは2022年までは10月初旬に公表、一昨年(2023年)は9月1日、昨年は8月22日、今年は8月26日でした。税理士試験はここ数年で色々と改善されてきています。

試験問題と出題のポイントが試験後すぐ(翌週の月曜日など)に公表されれば、予備校の解答速報やボーダーの推定の精度が向上しそうです。それでも、来年に向けての学習が始まる前の8月末に公表されるのはタイミングとして悪くないと思います

「出題のポイント」は20年以上前から公表されているようです。以前は、科目による記載の粒度のばらつきが大きく、単に何が出題されたかの記載にとどまっている科目も多かったです。近年では、記載が充実してきており、試験委員がこの試験問題で何を聞きたかったのか、何を重視しているのかが詳しく記載されるようになってきました。

こちらの記事でも書きましたが、「出題のポイント」は出題者からのメッセージですので良く読んで今後の学習に役立てることをお勧めします。特に、2年目以降の科目は「出題のポイント」と実際の本番での解答を照らし合わせて何が足りなかった、解答がずれていなかったかを確認し、これらを意識して再度学習するのが合格への近道と思います。記載が充実してきたことを踏まえると、「出題のポイント」を読んで学習に役立てることの重要性はますます上がっていると思います。

 

1. 試験問題

(1) 法人税

法人税で正誤表が公表されていますが、単に1つの数字でゼロが多かっただけで特に混乱する要素はなさそうです。

 

2. 出題のポイント

今年の出題のポイントの記載はどの科目も充実しています。

(1) 簿記論

第三問は前期末及び当期末の閉鎖残高勘定や決算整理事項等の資料をもとに、当期末の閉鎖残高勘定及び当期の損益勘定に計上される各金額を算定する問題で、見慣れない問題形式でした。「出題のポイント」では、「会計実務においては、取引事実を十分に理解した上で、会計基準に準拠した勘定科目の選択や金額の算定を行う必要があり、不足する資料があればこれを収集して簿記処理を行う必要がある。」「資産や負債の発生から決算日の翌日以降の消滅に至るまでの一連の簿記処理の理解度及び計算技術の達成度を問うている。」「期中に行われている取引事実と帳簿記録を推定しながら解き進めることを前提としている。本来は与える必要はない資料をあえて明示することにより、難易度の調整を行い、複数のアプローチから解答できるように配慮している。」と記載されており、実務への対応力という観点から問題が良く練られていることが分かります。2時間という短い試験時間では、試験委員に意図した点をじっくり考えて解答するというのは難しく、良問であっても結局はスピードを取捨選択の勝負になっていしまっているのが残念です。

 

(2) 所得税

所得税の出題のポイントは、昨年に続き今年も全科目の中で最も記載が充実しており、最後に「所得税法の学習ポイント」が記載されています。他の科目でも参考になると思います。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

2025年75回税理士試験の感想(税法編)

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

2025年の税理士試験が8/5~7に実施されました。受験された皆様お疲れ様でした。試験の感想を24年はこちらこちらの記事、23年はこちらこちらの記事、22年はこちらの記事を書いています。簿記論と財務諸表論の試験問題の感想はこちらの記事で書きました。今回は税法科目の試験問題の感想を書きます。

理論と計算は問題の質(「良」、「妥当」、「悪」)と量(「多すぎ」、「妥当」、「少なすぎ」)、全体の資格試験としての適切性の感想を★~★★★(「不適」、「いまいち」、「適切」)の3段階で書きます。

 

1. 消費税

理論が事例問題で大問2題、計算はここ数年続いていた2題形式ではなく1題形式の出題でした。

予備校

ボーダー

確実

T

70

78

O

74

82

(1) 難易度

理論の問1は外国法人(電気通信利用役務の提供及び納税義務)に関する事例問題で、規定の当てはめは難しいものではなく、改正論点でもあったので難易度は「易」と思います。問2は課税売上割合に準ずる割合でこちらも基礎的な論点で難易度は「易」と思います。

今年の理論も事例問題となっていますが、例年よりもべた書きが多く暗記の精度及び速記の勝負となったように見え、今年の理論の問題の質は良くないと感じます。

計算は、1題形式となっており、頭から解いていくもものでした。資料に読み取りにくいところもあり、計算の難易度は「やや難」だったようです。

全体を通した難易度は「標準」でしょう。

(2) 分量

今年の理論の分量はべた書き部分が「多すぎ」ではないかと思います。消費税の場合、理解や法律の適用力を試す良問を作ることができるはずですが、暗記や速記の試験になってしまうのはとても残念です。

計算の分量はやや多いのではないかと思います。1問形式なのでどちらの問題から始めるか悩まなくてすまない分、昨年などよりは大分ましだったと思います。

全体を通すと時間配分とスピードが重要で、理論も書きすぎると計算の時間がなくなます。

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:悪

問題の量:(べた書き部分が)多すぎ

【計算】

問題の質:良

問題の量:適切

【全体】★★(いまいち)

 

今年の試験問題は理論問題の質が悪いと思います。難易度が易しくても良いのですが、暗記・速記の勝負となる問題は資格試験として適しているとは思えません。計算も分量がありますので、理論暗記が出来ていることは大前提として、何を理論で書かないかが合否を分けることになったかもしれません。暗記の精度と計算のスピードが問われるものの、問題自体は標準的な内容なので、実力どおりの結果となりやすい試験問題だったとは思います。

 

2. 法人税

理論が事例問題で4題、計算は総合問題1題という形式でした。

予備校

ボーダー

確実

T

60

76

O

55

67

(1) 難易度

理論は、問1「収益計上の額」、問2(1)「グループ法人税制」、問2(2)「交際費」、問3「欠損金等」でいずれも事例問題でした。難易度は問1の変動対価は予備校の未学習論点のようなので収益計上のべた書きは書けたとしても結論の金額を正解することは難しく「難」、問2(1)が「標準~やや難」、問2(1)は交際費自体は頻出論点ですが対象が一般社団法人で結論を正解することは難しく「難」、問3は「標準」といったところでしょうか。各問題は全体としては奇抜な問題もなく良問といっていいと思います。問2(1)と問3の結論を合わせた上で、いかにべた書き部分で得点を上積みできたかどうかがポイントだったようです。未学習論点もあり、問題文の読み取りと考察の時間を考慮すると難しい問題だったようです。内容的にはかなり実力差がはっきりと出る試験問題だったと思います。

計算は、奇問はなかったようで難易度は「標準」だったようです。

(2) 分量

今年の理論は個々の問題の質は良いと思いますが、分量は理論が多いのではないかと思います。計算と合わせて2時間で解答するには、このボリュームの事例問題4題は多いと思います。理論は答えが分かっていてもまともに書いていては時間が足りなくなります。いかに、減点覚悟で割り切って端折っていくかがカギとなっています。

計算は例年どおりボリュームが多いものの、計算単体でみれば妥当な範囲内とも言えますが、理論と合わせると今年も例年通りの厳しさを感じます。

問題の取捨選択やいかに回答を端折るかが合格のカギを握るような問題は、私は良い試験問題とは思いません。全体のバランを考えて分量を調節してもらいたいです。

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:良

問題の量:多すぎ

【計算】

問題の質:良

問題の量:妥当

【全体】★★(いまいち)

 

それぞれの問題を見ると今年の試験問題の質は良いように思えます。理論の量が多いため全体の分量が多すぎて、今年もスピードと時間配分の勝負となっています。時間配分を間違えるとかなりの確率で不合格となるのではないでしょうか。理論・計算ともに問題の質は良いため、実力通りに合格する可能性が高い試験問題と思います。それでもまだ、税理士となるために必要な知識や思考力を確認する前に、時間配分が重要となってしまっている点が残念です。

 

3. 相続税

理論が事例問題1題そのうち小問が4題、計算は総合問題が2題という形式でした。

予備校

ボーダー

確実

T

57

70

O

63

73

(1) 難易度

理論は事例形式の1題でその中で小問4題に分かれていました。(1)未分割遺産と(2)その申告手続、(3)小規模宅地等、(4)配偶者居住権が消滅した場合となっており、(1)~(3)は平易で、(4)は解答が難しく、解答できる箇所とできない箇所がはっきり分かれる問題でした。難易度は「やや易」でしょうか。事例自体は計算で良く出題されるようなものであり、べた書きの要素が強い問題であったと思います。

計算は、問1は財産評価を中心とした総合問題で「標準」、問2が贈与関連の総合問題で、旧法の取扱いが問われる問題もあり「難」でしょう。

 

(2) 分量

理論の分量はべた書き寄りの事例問題で、「やや多い」といったところでしょうか。計算は2題形式であったこともあり分量は「多すぎ」という印象です。財産評価関連と贈与関連と受験生に問いたいことは理解しますが、2時間という試験時間を考えると計算の分量が多すぎです。

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:妥当

問題の量:妥当

【計算】

問題の質:妥当

問題の量:多すぎ

【全体】★★(いまいち)

 

今年の試験問題は計算の量が多すぎというのが問題と思います。理論の(1)~(3)と計算の問1が出来た上で、理論の記述をどう端折るか、計算の問2でどの程度部分点を拾うかがカギとなっていそうです。取捨選択と速記勝負となる試験は資格試験としては適切でないと考えます。

 

4. 国税徴収法

第一問の問1(1)~(3)がべた書き、問2(1)がべた書き+趣旨、(2)が事例問題、第二問が事例問題いう構成でした。

予備校

ボーダー

確実

T

80

90

O

65

81

(1) 難易度

第一問も第二問は基本的な問題が多く難易度自体は「やや易~標準」だったと思います。

(2) 分量

3年前(72回、2022年)の試験ではあまりにも分量が少なく、相対試験には不向きでした。一昨年(73回、2023年)は適度な分量でした。昨年(74回、2025年)は例年に比べてかなり分量が多かったです。今年は適度な分量で、十分に2時間で解ききれたと思います。

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:良

問題の量:妥当

【全体】★★★(適切)

 

従来通り満遍なく広い範囲からの出題であったと思います。配当問題はありませんでしたが、事例問題、趣旨を問う問題など問題のバランスもとれています。今年の試験問題は分量も従来どおりに戻っていますし、実力通りの結果となる試験だったと思います。TとOと予想ボーダーが割れています。確かに比較的易しい問題だっと思いますが、国税徴収法は初学者が多いのでTほどボーダーは高くならないのではないでしょうか。

 

5. 事業税

事業税については細かく書きませんが、第一問の問1が「標準」、問2が「やや難」、第二問の計算は問1、問2ともに「やや易」といったところでしょうか。問題自体は難しくなさそうですが、分量が多く書ききれないという印象です。

予備校

ボーダー

確実

T

68

72

O

71

87

 

6. 住民税・固定資産税

住民税と固定資産税は、私は受験経験がありません。計算は住民税・固定資産税ともに平易で満点勝負と思います。理論もかなりの高得点が必要で、どうしたら他の受験生との差をつけることが出来るか分かりません。何回か受験すればそのうち合格するのかもしれませんが、運頼みのような気もします。

 

住民税

予備校

ボーダー

確実

T

80

86

O

79

89

 

固定資産税

予備校

ボーダー

確実

T

85

90

O

85

93

 

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

2025年第75回税理士試験の感想(簿記論・財務諸表論)

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

2025年の税理士試験が8/5~7に実施されました。受験された皆様お疲れ様でした。試験の感想を24年はこちらこちらの記事、23年はこちらこちらの記事、22年はこちらの記事を書いています。今年の試験問題が資格試験として適切かという点について個人的な意見を書きたいと思います。理論と計算は問題の質(「良」、「妥当」、「悪」)と量(多すぎ、妥当、少なすぎ)、全体の資格試験としての適切性の感想を★~★★★(「不適」、「いまいち」、「適切」)の3段階で書きます。

 

1. 簿記論

今年も個別論点の大問2題と総合問題1題という形式でした。第一問が純資産会計の1問形式で自己株式、転換社債型新株予約権付社債圧縮記帳、その他有価証券、繰延資産、純資産及び分配可能額と幅広い項目が出題されました。第二問が吸収分割とストック・オプションの2題が出題されました。第三問は例年通り総合問題でした。

 

予備校

ボーダー

確実

T

55

65

O

55

62

(1) 難易度

第一問の純資産会計はボリュームが多く、推定の要素も絡んでおり難しい箇所もあったようですが、資料は比較的整理されていて基礎的な問題もあり、難易度は「標準」と思います。

第二問の問1の吸収分割は精算表という見慣れない出題形式で難易度は「やや難」、問2のストック・オプションは「やや易~標準」だと思います。

第三問は前期末及び当期末の閉鎖残高勘定や決算整理事項等の資料をもとに、当期末の閉鎖残高勘定及び当期の損益勘定に計上される各金額を算定する問題で、見慣れない問題形式でした。比較的平易に解答できる箇所もあったようですが、本番の試験で初見の問題形式が出題されたため、問題の取捨選択が難しかったのではないかと思います。難易度は「やや難」と思います。

(2) 分量

今年も全体的に資料の分量が多く、例年通り、時間内では解き終えることができません。また、第二問問1や第三問で見慣れない形式での出題がされており、例年より問題の取捨選択が難しく、かつ、カギとなっています。

(3) 総合評価

【計算】

問題の質:妥当

問題の量:多すぎ

【全体】★★(いまいち)

 

例年通り、問題の取捨選択をして素早く解答することが求められています。今年は見慣れない形式での出題があり、初見の問題形式に戸惑わず、いかに解答できる箇所を拾っていくかが重要でした。

初見の形式の問題に対応するには、仕訳や各処理の意味やつながりをしっかり理解することが大事だと思います。個別の問題自体には解答しやすいものも多数あり、実力差が出易い問題だったと思います。

 

問題自体の質については、標準的な問題も多く、全体的には「妥当」な範囲内と思います。

問題の量については、試験時間に対する問題量の多さは依然として問題だと思います。初見の問題形式の方がパターンに頼らない分、実力差が出易いと私は考えています。しかしながら、やはり問題量が多すぎて問題の取捨選択で合否が決まる面が大きいです。問題間の難易度と分量を調整して、2時間で解ききれる分量にすべきです。

全体的な試験問題の質は3段階(★★★「適切」、★★「いまいち」、★「不適」)で「いまいち」というのが個人的な評価です分量がもう少し調整されていれば「適切」だったと思います。

 

2. 財務諸表論

予備校

ボーダー

確実

T

75

85

O

63

71

 

今年も理論2題と総合問題での計算1題という形式でした。理論は第一問が概念フレームワーク、資産除去債務と収益認識基準、第二問が退職給付会計とソフトウェアに分かれており理論は5論点の出題がありました。

(1) 難易度

理論については、全て頻出の論点でかつ基礎的な問題が多く出題されており「易」だと思います。

第三問の計算は、標準的な問題が多く、昨年と異なり分量も多くなく、難易度は「易」だったと思います。

(2) 分量

昨年の財務諸表論は計算の分量が多かったのですが、今年は元に戻っています。おそらく合格者であれば2時間で解ききれる分量だったのではないでしょうか。分量は「妥当」と思います。

(3) 総合評価

【理論】

問題の質:良

問題の量:妥当

【計算】

問題の質:良

問題の量:妥当

【全体】★★★(適切)

 

今年の財務諸表論の試験は、難易度は易しく分量も適切であったため、全体的に易化しています。昨年8%と低かった合格率が今年どこまで高くなるか次第ですが、ボーダーは高くなると予想されます。TとOでボーダーが割れていますが、合格率の読みの違いもあるのではないかと思います。

今年は問題も平易かつ分量も適切であったため、しっかりと学習した人が順当に高得点を獲得できる良問だったと思います。初学者でも十分高得点を取ることが可能だったでしょう初学者の多い財務諸表論であれば、このぐらいの難易度・分量で十分差がつくと思います。税理士試験の問題としてかなり良問だったと思います。

 

税法の試験の感想は別途書きたいと思います。今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

QQイングリッシュ トピックカンバセーション(初級)受講完了

こんにちは、T-アレックスです。

 

2023年7月末にQQイングリッシュでカランメソッドの受講を開始し、2024年11月にStage12まで完了することができました。カランメソッドのまとめ記事は

t-alex1217.com

を参照してください。次のステップとして、同じくQQイングリッシュのトピックカンバセーション(初級)を受講しました。受講開始時の記事はこちらです。初級(Beginner)のトピック50個の受講を完了しましたので、感想や効果をまとめました。

この記事にプロモーションは含まれていません。

 

1. 私の受講スタイル

受講開始時の記事で書いた通り、以下のように受講しました。

(1) トピックの選択

毎回異なる分野のトピックを学べるようA1、B1、の順に受講しました。また、各ユニットの最後はUnit Reviewというテキストの総復習となっており、会話というより単語等の復習をするだけなので受講しませんでした。

(2) 予習

レッスン前には予習を1時間程度しました。写真描写や質問の回答を予め準備しています。話そうとして知らない単語も沢山ありますし、意見や理由、過去の体験談などを話そうとすると、どう英語で表現するか分からないことも多いので、ネットで調べてメモをしておきます。1回25分のレッスンで、A4で1枚から1枚半原稿ができます。授業の流れに応じて、準備したものをたくさん話すこともあれば、準備したもの以外の会話が多くなることもありました。

(3) テキスト

トピックカンバセーションはテキストを終えることが目的ではなく、色々な会話をすることが重要だと思っています。レッスンの要望には「状況に応じて自由な会話もしたい」にチェックを入れ、テキストの進捗にはこだわらずに会話をするようにしています。Key Sentencesで終わることも多いです。私はそれで良いと思っています。

(4) 復習

テキストの内容は簡単なので復習はしませんでした。予習とレッスンでいかにしっかり話せたを重視しました。

(5) 受講頻度

週末の午前中に1コマずつ受講しました。

 

2. 受講期間と費用

カランメソッドが終了した24年11月からトピックカンバセーション(初級)の受講を開始し25年5月で完了したので、受講期間は6カ月となります。カランメソッドと違って1レッスンで1トピック受講しましたので進捗は分かりやすいです。25分でテキストの内容が終わらないことがほとんどでした。各トピックについて事前準備をして色々と会話をすることが目的なので、テキストが終わるかどうかは気にしまでんでした。また、途中で終わっても次回に続きを受講することはありませんでした。

費用はカランメソッドから繰り越した追加ポイントを含め、34,260円でした。

 

3. 効果

受講開始時の記事で書いた以下の点について効果が得られていると感じています。

  • 語彙力・表現力の向上
  • 会話のバリエーションの向上
  • 自分の意見を述べられるようになる

様々なトピックについて事前に何を話そうか準備することで、会話力は向上したと感じています。例えば、トピックにあった国旗の由来、観光名所の場所や内容、祭日の由来などを調べて英語で説明するのは会話のバリエーションの向上に非常に役立ったと思います。また、レッスン中の会話でも、本と海外の違いやフィリピンではどうなっているか質問するなど、実際に会社の同僚との会話などでも使える実践的な会話をすることが出来ました。

 

4. 期待できない効果

受講開始時の記事で書いた以下の点については、事前の予想通りトピックカンバセーションの受講そのものでは大きな効果はありませんでした。

  • 文法

テキストに出てくる表現は平易なものなので、目新しいものはありませんでした。会話を重視しており、おそらく細かい文法のミスは沢山あったはずですが、会話が途切れるような形での講師からの指摘はありませんでした。

  • 発音

発音については、いくつか発音しづらい単語については発音を教えてもらったり、私の方から同発音するか聞いたりしましたが、こちらも会話が途切れるような形での講師からの指摘はありませんでした。

  • リスニング

リスニングについては、トピックカンバセーションでは私が話す、意見を言うことを重視しており、カランメソッドに比べてリスニングそのものの量は少なかったです。

 

5. 全体的な感想

全体的な感想としては、事前にした通りの効果が得られていると感じています。トピックカンバセーションでは、予習が大事と思います。また、テキストの進捗に関わらず積極的に話題を広げていくことが重要と思います。

 

6. カリキュラムのレベルと受講の注意点

トピックカンバセーション(初級)のテキストに出てくる単語や表現は易しいです。テキストをこなすだけでは会話力の向上は見込めません。事前に準備をして積極的に会話を広げていく必要があります。

初級とはいえ、高校初級程度の文法は理解し、リスニング力もある程度ある、TOEICのスコアであれば600-700点ぐらいになってから受講した方が効果は高いと感じました。

 

7. 今後の英語学習

トピックカンバセーションはその効果を感じていますので、中級・上級と進んで会話力を向上させたいと思います。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

QQイングリッシュ トピックカンバセーション(初級)受講開始

こんにちは、T-アレックスです。

 

2023年7月末にQQイングリッシュでカランメソッドの受講を開始し、2024年11月にStage12まで完了することができました。カランメソッドのまとめ記事は

カランメソッド効果と費用 - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

を参照してください。次のステップはどうしようかと考え、同じくQQイングリッシュのトピックカンバセーション(初級)を受講することにしました。この記事にプロモーションは含まれていません。

 

1. 私の現状の課題
カランメソッドを完了して、リスニングの能力が向上し会議で同僚の発言は大分聞き取れるようになり、自分の発言もある程度スムーズに言えようになってきました。スピード感も向上し言葉を上手く繋げて話せるようになってきました。
以下のような点が私の現状の課題と考えています。

  • 仕事の会話は同じような単語・表現が多いので何とかついていけますが、日常会話では色々な話題を話すための語彙や表現のバリエーションが少なく会話が続かない。
  • 自分の意見を上手く伝えることができず、言葉に詰まることがある。
  • 相手が長く発言すると理解が追い付かないことがある。

 

2. トピックカンバセーションとは

QQイングリッシュのトピックカンバセーションは、トピックに沿った語彙・表現を学び、自分の意見を伝える練習を行うレッスンで、初級、中級、上級の3つに分かれています。

www.qqeng.com

 

トピックカンバセーションでは、Fruits、Pets, Sports, Computers, Flags of Some Asian Countriesなど予め決められたトピックに沿って、写真やイラストを見ながら教師とディスカッションしていきます。

 

初級のレッスンの流れは以下の通りとなっています。

  • 写真描写:テーマとなる写真を見て何が写っているか説明する。
  • Target Language(学習目標の確認), Key wordsの確認、Vocabulary Check
  • Key Sentencesを用いた質疑応答(4スライド): あらかじめ1スライド2つほどのQuestionsが設定されており、Questionsをきっかけにそのトピックについて講師と色々な会話を行います。
  • 会話文のロールプレイ: テキストに書かれた会話をそのまま講師とロールプレイを行う
  • Semi-open Role Play:テキストに書かれた質問をもとに、講師と回答内容が自由なロールプレイをする。
  • Review:レッスンの仕上げの質問に答えます。
  • 練習問題:レッスン履歴に復習用の練習問題が用意されています。

 

3 期待できる効果

トピックカンバセーションに期待できる効果は以下のようなものがあります。

  • 語彙力・表現力の向上
    様々なトピックについて会話するので、語彙力や表現力の向上が期待できます。
  • 会話のバリエーションの向上
    様々なトピックを扱うので、会話のバリエーションの向上が期待できます。仕事では仕事に関連する会話は上達し、また、日常生活では自分の得意分野については話すことが出来るかもしれませんが、それ以外のことについてはなかなか話せるようになりません。自分の得意分野以外のトピックについても、どのように会話をしていくかの練習をすることで、会話のバリエーションの向上が期待できます。
  • 自分の意見を述べられるようになる。
    トピック英会話では、自分の意見や理由を聞かれます。自分の意見や理由を過去の経験や具体例などを用いて話す訓練となります

 

4. 期待できない効果

一方でトピックカンバセーションには期待できない点もあります。

  • 文法
    細かい文法の説明やレッスンはありません。
  • 発音
    会話を重視しているため細かい発音の修正はありません。
  • リスニング
    トピックカンバセーションは大量の英文を聞くレッスンではないので、リスニング力の大幅な向上は期待できません

5. カランメソッドとの相乗効果

徹底した反復練習で「スピーキング力」×「リスニング力」×「瞬発力」を高めることを目的としているカランメソッドとは対極で、相互に補完関係のあるレッスンと言えるでしょう。

カランメソッド | オンライン英会話ならQQEnglish

私はカランメソッド完了後にトピックカンバセーションを受講していますが、同時に受講すると相乗効果があると思います。

トピックカンバセーションでは、カランメソッドにはない実践的な会話力というのが身に付き、カランメソッドの効果を実際の会話で確認できます。カランメソッドは単調な一方、トピックカンバセーションは自由度が高いのでモティベーションの維持に繋がります。カランメソッドも完了までに時間が掛かりますので、これは個人の好みと時間をどう掛けられるかによると思います。

 

6. 予習が重要

トピックカンバセーションでは、写真やイラストをきっかけに会話を広げていくレッスンなので予習が重要です。関連する語彙や表現を予習して、写真描写や質問に対する答えを予め準備しておきます。レッスンでその答え合わせをしていく感じだと思います。語彙力や表現力は予習によって向上し、トピックカンバセーションを予習なして受けても効果は低いと思います。

 

7. 私の受講スタイル

(1) トピックの選択

トピックカンバセーション(初級)ではA1~E10まで各10個、合計50のトピックが用意されています。(各ユニとの最後A~E11はUnit Reviewとなっています。)Aは食べ物関連、Bは生き物関連などと分野が固まっているので、私はA1、A2、A3の順番ではなく、レッスン前に要望を出して、A1、B1、C1の順で分野が固まらないように受講しています。

(2) 予習

レッスン前には予習を1時間程度しています。写真描写や質問の回答を予め準備しています。話そうとして知らない単語も沢山ありますし、意見や理由、過去の体験談などを話そうとすると、どう英語で表現するか分からないことも多いので、ネットで調べてメモをしておきます。1回25分のレッスンで、A4で1枚から1枚半原稿ができます。授業の流れに応じて、準備したものをたくさん話すこともあれば、準備したもの以外の会話が多くなることもあります。

(3) テキスト

トピックカンバセーションはテキストを終えることが目的ではなく、色々な会話をすることが重要だと思っています。レッスンの要望には「状況に応じて自由な会話もしたい」にチェックを入れ、テキストの進捗にはこだわらずに会話をするようにしています。Key Sentencesで終わることも多いです。私はそれで良いと思っています。

(4) 復習

テキストの内容は簡単なので復習はしていません。準備をしっかりとしてレッスンでいかに話せたを重視しています。

(5) 受講頻度

カランメソッドが完了した24年11月中旬から土、日に1コマずつ受講しています。カランメソッドは復習に1レッスン30分かけて、平日1コマ、休日4コマ受講していました。カランメソッドは復習といっても反復練習で、ある意味単調なため事前の準備は比較的楽で毎日でも受講可能でした。トピックカンバセーションの方が色々調べる時間が掛かり、事前準備が大変です。もう少し受講頻度を上げた方が良いだろうとは思いっています。

まだ、初級の半分も終わっていないので、これからも継続してレッスンを受けていこうと思います。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

スタディングはありか?(2024年実績更新)

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

スタディングについてはいくつかの記事を書いてきました。スタディングは受講料が他の予備校に比べて圧倒的に安く注目しています。2024年の合格者の声が公式サイトにアップされています。今回は、2024年のスタディングの合格実績ついて私の感想を書きたいと思います。

 

スタディングはありか?(簿財編) - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

スタディングはありか?(税法編) - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

スタディング 弱点を補完するか割り切るか - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

 

1. 記事の前提

記事を書くにあたり私の立ち位置を明確にしておきたいと思います。

  • この記事はプロモーションではありません。読んだ人がスタディングを受講しようがしまいが私には一切の金銭的なメリットはありません。
  • 一部のサービスは私が受験時代にすでに始まっていたかもしれませんが、私はどの税法でもスタディングを使ったことはありません。
  • 私はスタディングの講座を受講したわけではありません。公式サイトやYutube、合格者の声などを参考にした個人的な見解です。

 

2. スタディングの合格実績

(1) 簿財

スタディングの合格者の声から私が集計しました。合格しても報告していない人もいると思いますが、簡単な報告でも1万円もらえるそうなのでほとんどの人が報告していると思われます。また、合格お祝い金がもらえる期限が1月5日までなので、今後大きな変更はないと思います。

studying.jp

 

以下が2024年の実績を更新した表となります。

簿記論

 

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング

合格者数

169

239

189

76

43

合格者数

3,076

2,794

2,965

1,841

2,429

シェア

5.5%

8.5%

6.3%

4.1%

1.7%

 

財務諸表論

 

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング

合格者数

60

359

136

126

39

合格者数

1,099

3,726

1,502

2,196

1,630

シェア

5.5%

9.6%

9.0%

5.7%

2.3%



簿財同時合格者

 

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング

合格者数

43

141

28

29

16

 

2023年までは順調に合格者もシェアも伸ばしてきており、簿財のシェアは1割に迫る勢いでした。2024年も実績を伸ばすことが期待されていましたが、残念ながら2024年の実績は芳しくないものでした。

昨年359人と大きく合格者を伸ばした財務諸表論でしたが、2024年は60人と大きく合格者を減らす結果となりました。全体の合格率が23年の28.1%から24年の8.0%、合格者数は3,726人から1,099人と大きく減少しているので、合格者数の減少自体は仕方のないことですが、シェアが9.6%から5.5%に落ちていることは気になります。

簿記論については全体の合格率は23年、24年ともに17.4%と横ばいで、合格者数は2,794人から3,076人と1割程度増加しています。一方、スタディングの合格者は23年の239人から24年の169人と3割合格者を減らしています。シェアも8.5%から5.5%に下落しています。

簿財の結果は私にとっては予想外した。

原因は公表されている資料からだけでは分かりません。スタディングはカリキュラムを絞っているので、24年はスタディングが重視していなかった論点で差がついたのかもしれませんし、はたまた、そもそもスタディングのやり方では限界があるのかもしれません。

24年に合格者を減らしたことにより、スタディングが有効であるか評価が難しくなりました。

 

(2) 税法

 

以下が税法の2024年の実績を更新した表となります。

 

消費税

 

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング

合格者数

10

7

12

4

0

合格者数

740

802

740

726

782

シェア

1.4%

0.8%

1.6%

0.5%

0%

 

法人税

 

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング

合格者数

22

12

7

4

0

合格者数

588

497

425

453

588

シェア

3.7%

2.4%

1.6%

0.8%

0%

 

相続税

 

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング

合格者数

10

6

5

2

2

合格者数

471

282

336

325

264

シェア

2.1%

2.1%

1.4%

0.6%

0.7%

 

国税徴収法

 

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング

合格者数

10

9

4

6

4

合格者数

217

228

235

234

198

シェア

4.6%

3.9%

1.7%

2.5%

2.0%

 

税法の24年の合格者数は概ね横ばいとなっています。法人税が23年12人から24年22人と10人増えていますが、その他の科目は10人と横ばいです。

私は、こちらの記事で22年、23年にスタディングで簿財を合格した人が税法に進み税法の受講者が増加すると予想しました。法人税・消費税の合格者数がカギを握るのではないかとも書きました。

24年の結果を見ると、法人税は多少合格者が増加しましたがまだシェアは3.7%に留まっています。その他の税法の合格者数は横ばいでシェアも低いままです。

 

税法についての私の評価は変わらず、スタディングの使用は様子見となります。まだ実績が乏しく、十分なノウハウが蓄積されているようには見えません。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

24年度の税理士試験の結果発表の感想

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

11月29日に2024年の税理士試験の結果が発表されました。合格された方はおめでとうございます。

国税庁のサイトはこちら

令和6年度(第74回)税理士試験合格者等について|国税庁

今年度から科目合格者もWebでも発表されるようになりました。郵送を待つ必要がなくなり受験生にとっては良いことと思います。

 

今年度の受験者、合格者と合格率の推移はこちら

今年の話題は何といっても財務諸表論の合格率の低さです。昨年は28.1%とH27(2015年)以降で2番目の高さでしたが、今年はなんと8.0%でした。過去最低と言われています。(私は過去全ての合格率を調べてはいません。)簿記論は昨年と同じ合格率17.4%で平年並みでした。

これまでも合格率が20%を超えた年の次の年は合格率が低くなる傾向がありましたが、28.1%から8.0%と20ポイントもの下落は想定していた人は少ないと思います。

合格者は3,726人から1,099人と2,627人も減っています。財務諸表論の受験生にとってはなかなか厳しい年だったと思います。

昨年の感想で「簿記論、財務諸表論の合格者を増やそうという意図が明確になりました。合格者の絶対数が増えるということは、これまでより合格しやすくなっていることを意味します。」と書いたのですが、どうも違っていたようです。簿記論と財務諸表論の延合格者は昨年が6,520人、今年が4,175人と2,345人減っています。国税庁が税理士の数や税理士試験をどうしていこうとしているのか、その意図を測りかねます。

消費税の合格率は10.3%と近年の傾向どおり低かったです。消費税は受験生が多いですがなかなか合格するのは難しそうです。

相続税の今年の合格率は18.7%と例年に比べ高かったです。

その他の科目は概ね例年通りの合格率と言えるでしょう。

 

合格発表の結果により科目選択を再考している受験生もいると思います。科目選択についてはこちらの記事も参考にしてください。

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。