こんにちは、T-アレックスです。
このブログでは、社会人が働きながら税理士試験を合格するための情報をお伝えします。
以前の記事で間違いメモの活用について書きました。今回は、スキマ時間の学習ツールは自作した方がいいというお話です。
1. スキマ時間の学習とは
一般的にスキマ時間は、通勤・通学の間、仕事の休憩時間、家事の合間などが代表的でしょう。
スキマ時間に学習することと言えば、単語や語句の暗記、理論の暗記、キーワードの確認、ポイントのチェックといったところでしょうか。
講義の視聴は1区切りで30分ぐらいは掛かりますし、講義中にテキストも確認する必要があります。昼休みぐらい時間があればできるでしょうが、もはやスキマ時間ではないと思います。
2. スキマ学習ツール
スキマ学習の方法といえば、単語帳や暗記シート(赤いシートで文字を隠すやつ)、録音などを使った学習が定番でしょう。
税理士試験の予備校の講座を申し込むとポイントチェックのための小冊子や暗記用のアプリなどが付いてきたり、録音CDやDLデータが購入出来たりします。これらのツールは予備校が考えて作っているので良くできています。
これらのツールを活用したかというと私はほとんど使いませんでした。
・スキマ学習は補完的で重要でない。
・理論の暗記は理マス・理サブで十分。
・他人が作ったまとめ資料を使っても意味がない。
3. スキマ学習ツールの作成
スキマ学習ツールは自作するのが非常に効果的です。自作するためのアプローチは以下の通りです。
(1) 自分で重要な箇所を抜き出し、表や図をつかって分かりやすい説明を作る。
(2) 覚えるべきキーワードや文章を抽出して、色を下線などで強調する。
こうした作業をすることで自分の理解が深まり記憶が定着します。ツール自作の効果は非常に高いです。他人のツールを使ってもこの効果は得られません。
社会人の人は仕事でプレゼン資料を作ることがあると思います。他人の作った資料を読むより、自分でプレゼン資料を作った方が断然理解が深まるのと同じです。
私は、以前の記事で紹介した「間違いメモ」が主に計算の確認用で、全体の理解や理論については別にエクセルやワードで自分が気になる箇所のみまとめの資料を作っていました。
4. ツール作成の留意点
手書きでもPCでもiPadでもスマホでもスキマ学習ツールの作成手段は何でもいいと思います。ただし、コピペをしたり写真をとったりしただけでは何の意味もありません。例えば、スキマ学習用にテキストの該当箇所を写真にとってスマホで見られるようにしても理解の向上や記憶の定着には役立ちません。自分でまとめを作成するというプロセスこそが重要です。
・自分の理解が難しい論点や間違いやすい論点にフォーカスしてまとめを作成します。全ての論点についてまとめ作成する必要はありません。
・スキマ学習のために色々なアプリやグッズが売られていた便利になっています。ですが、このようなアプリやグッズを使ったスキマ学習ツールの作成作業に時間をかけすぎてはいけません。スキマ学習のためにテキストや講義資料をすべて写真とるなどというのは無駄です。アプリの操作に習熟してもITスキルの向上という点では意味がありますが、試験の合格には近づきません。
スキマ学習ツールは自作した時点で90%は目的達成です。理解も深まり記憶にも残っていることでしょう。使わなくても構わないと思います。
暗記シートがスマホで簡単に作成できます。最近は便利ですね。
今回はここまでとなります。
よろしくお願いします。