こんにちは、T-アレックスです。
このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。
今年も税理士試験のポイントが公表されました。
国税審議会が問題の誤りを認めた固定資産税については、「本問の採点に当たっては、受験者の不利とならないように配慮することとしています。」と先日公表した文書と同じ記載にとどまっていました。予想通りの塩対応です。
1. 出題のポイントとは
出題のポイントとは、毎年10月に国税審議会が科目別・問題別に税理士試験で何を問うていたか出題の意図を公表するしているものです。問題を作成した試験委員が作成しています。採点基準や配点は公表されません。
出題のポイントは出題者からのメッセージなので読むことをお勧めします。残念ながら試験委員によって記載の粒度が異なります。簡潔な記載の場合はほとんど参考になりませんが、詳しく書いている場合には参考になります。試験委員が何を問うていたのか、受験生は何を答えるべきかわかります。理論の回答の柱を理解するのに役立ちますし、計算でも処理に迷うような問題に言及があることがあります。
2. 出題のポイントの使い方
(1) 受験した科目
受験した科目については理論を中心に出題のポイントを確認するとよいでしょう。自分の解答が出題のポイントと一致していれば、合格の可能性が高くなります。
予備校の解答速報はたまに出題のポイントを外していることがあります。その場合に、自分の解答が出題のポイントとあっていれば、予備校基準での採点にかかわらず合格の可能性が高まります。ボーダー以下で合格するときは、このようなケースが多いのではないかと思います。
(2) 学習中の科目
学習中の科目は、出題のポイントを活用して、過去問の理論を解いてみることをお勧めします。
過去問は近年の試験分であれば国税庁のサイトでも公表されています。模範解答は予備校のテキストに載っていると思います。また、受験生の多い科目であればウェブ上で各予備校の模範解答を見ることが可能です。
出題のポイントを活用して過去問を解く目的は、柱上げや解答の論理構成が出題のポイントに沿っているかを確認することです。暗記の精度の確認ではないのでテキストを見ながらで構わないと思います。
税制改正によりあまり古い問題は模範解答が現行の法律とことなる可能性がありますので、3-5年分ぐらいで十分と思います。
これをやる時期は、柱上げの訓練の一環として学習が1~2巡した4月から5月のGWぐらいの時期が良いと思います。全体像を理解しないうちに本番の難しい問題を解いても意味はありませんし、逆に直前過ぎても対策を講じる時間がないと思います。
暗記と柱上げや理論のあてはめのバランスを把握し、直前期に何に力を入れて学習すべきか体感できるのではないかと思います。
出題者の意図に沿った解答をすることが合格への近道と思います。出題のポイントを活用した本番を意識した学習は非常に効果が高いと思います。
今回はここまでになります。参考になればうれしいです。