T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報を発信しています。金融関係の仕事をしながら官報合格済み。その他キャリアや英語学習の情報も発信しています。

年末年始の過ごし方

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

今回は税理士受験生の年末年始の過ごし方について書きたいと思います。

 

こちらの記事でも書きましたが、税理士試験では9-12月が基礎期、1-4月が応用期、5-7月が直前期となります。年末年始は基礎を固めて応用期に入る準備を整える期間となります。

 

1. 1年目の科目

1年目の科目は12月までに試験範囲の基礎部分を一巡する必要があります。ボリュームが多い科目では予備校の講義が溜まっている場合があります。年末年始は講義が休みとなりますので追い付かなければなりません。基礎期の学習を応用期のカリキュラム開始後に持ち越したり、基礎期の未学習部分を放置したりしてはいけません。

 

(1) 計算

まずは、計算の基礎を固めておきます。応用期になると本試験レベルの問題となり質・量ともに上がります。応用期に入る前に計算パターンを確実にマスターしておく必要があります。

 

(2) 理論

理論は理解を重視し、ミニテストや答練で出題された基礎的な論点を一度は覚えてテスト形式でアウトプットしましょう。応用期、直前期と理論学習を繰り返して記憶を定着させてきますので忘れても構いません。一度は覚えることが後の理論の定着につながります。また、予備校の講義や答練で触れた部分以外はこの時期に気にする必要はありません。まずは、幹となる部分を理解し一度覚えることが重要です。繰り返しますが、この時期は忘れても構いません。

 

2. 2年目以降の科目

残念ながら再度学習する科目についてはこちらの記事でも書きましたが、まずは何が原因で不合格となったか具体的に分析する必要があります。59点で不合格となったとしても、「どこか1問ミスしなければ合格できた、次は合格できるはず」という甘い考えは捨てましょう。本試験から時間が経っているので力は落ちています。もう一度7か月かけて本試験レベルに達するよう学習をやり直す必要があります。次こそは絶対合格するという強い決意で臨みましょう。

再学習者のための予備校の応用期のカリキュラムを申し込むと学習範囲を総ざらいした準備教材が送られてくると思います。この準備教材を応用期の講義開始前までにやり、記憶を呼び起こしてください。1年目と同様まずは計算パターンの確認が重要と思います。理論は全体を眺める程度で応用期・直前期のカリキュラムに沿って覚えなおせばいいと思います。1年目に一度しっかりと暗記したのであれば、覚えなおすのはそれほど困難ではないと思います。

 

3. プライベートの過ごし方

年末年始は忘年会や新年会、帰省などのイベントがあります。基礎期の学習範囲が一巡しており応用期への準備が間に合うのであれば、各種イベントにある程度は参加してもいいと思います。年末年始が勉強以外のことに時間を割ける最後のチャンスです。1月以降は学習が本格化し、家族のイベントにしろ会社のイベントにしろ最低限のものにしか参加できません。1-7月の応用期・直前期の試験勉強に集中できるよう、プライベートな面でも十分な準備をしましょう。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。