こんにちは、T-アレックスです。
今回は英語学習の難しさについての記事になります。こちらの記事で書いた通り、私は今海外赴任をきっかけに英語力の向上に取り組んでいます。日本にいた頃から英語の勉強はしていたものの、流ちょうに話せるレベルからは遠いです。英語学習の難しさ、今回は特に最終目標や中間目標の設定の難しさについて、税理士試験やスポーツと比べながら書きたいと思います。この記事にプロモーションは含まれていません。
1. 最終目標の設定
英語学習の最終的な目標、なりたい姿は何でしょうか?色々と目標は考えられると思います。思いつくだけでも、
- 日常会話ができるようになる。
- 旅行(空港、ホテル、レストランなど)で困らない会話ができる。
- 仕事の会話(会議・プレゼン)ができるようになる。
- 英語のニュースが聞ける。
- 字幕なしで映画やドラマが鑑賞できる。
- 英語でメールやチャットのやり取りができるようになる。
- 英文の資料が読める。
- 英文の資料が作れる。
- 英語で論文や契約書が書ける。
- テストに合格または高得点を取る。
などが考えらえます。
皆さんはどこを目指しているでしょうか?また、どのレベルになったら目標達成といえるでしょうか?日常会話でできるというのはどの程度で?仕事の会話ができるというのはどの程度?映画やドラマが鑑賞できるとはどの程度?具体的な目標達成のレベルがイメージできるでしょうか?
最後のテストで高得点を取るというのは目標として分かりやすいです。英検でもTOEICでもIELTSでも合格や得点といった分かりやすい目標となります。テストでの結果のみを目標とする人は少ないのではないでしょうか。テストで高得点をとっても英語で十分なコミュニケーションが取れなければ、英語学習の効果があったとは感じられない人が多いと思います。
4技能(読む、書く、聞く、話す)それぞれで明確な目標を設定すべきですが、目標となりうる事項多数あり、かつ、その達成レベルを明確にするのが難しいです。とりわけ、「聞く」、「話す」は難しいです。どの程度できるようになれば、英語で会話や会議ができるようになったと言えるのでしょうか?また、海外経験が長い人でも映画やドラマの鑑賞は必ずしも簡単ではなかったりもします。
その結果、目標から逆算してたてるべき学習計画がきちんとたてられない、達成レベルが不明確なので中間での効果測定や達成感が得られないという結果になっていると思われます。
一方で、税理士試験は目標設定が簡単で、最終的には5科目合格、科目ごとには1年1回のテストで合格することが目標です。とてもシンプルです。基本的には大手予備校のカリキュラムに沿って学習していれば、学習計画で大きく迷うこともありませんし、基礎から応用、直前対策と良く練られているので中間での効果測定も容易です。もちろん、予備校のカリキュラムについていくこと自体が大変であることは言うまでもありません。
他ではマラソンが良い例だと思います。マラソンの場合、何キロを何分で走りたいのか自分で目標を設定すれば良いです。距離を延ばすタイムを縮めるために何をすればよいか考えて、トレーニングを積んでいけばよいです。中間での効果測定は容易で、目標が高すぎたと感じれば、目標を修正することも容易です。
2. 中間目標
英語学習の最終目標は数年かかって達成できるもので、学習の継続には中間目標や効果測定が重要となります。しかしながら、最終目標や最終的な達成レベルが明確となっていないため、中間目標や中間での効果測定も困難となります。英語学習をした結果として、現状、どの程度会話ができるようになったのか、どの程度聞けるようになったのか、自分のレベルを可視化することが困難です。このため、なかなか効果や達成感を感じられず、英語学習の継続へのモティベーションが低下するといった事態になりかねません。
税理士試験の場合には、テストが沢山ありますので中間目標の設定も容易ですし、テスト問題が解けるようになれば合格という目標に近づいていることが実感できます。
マラソンの例でも、距離やタイムで中間目標を持っておけば、自分の現在の達成度合いは測れます。途中で伸び悩むことはあるでしょうが、目標達成までの道筋はたてやすいのではないかと思います。
今回は英語学習の目標設定の難しさについて書きました。英語学習の難しさについてはほかにも色々な点があると感じています。その他の点については今後書いていきたいと思います。また、これをどう克服していくかについては、まだ私の考えはまとまっていません。学習を継続しながら考えていきたいと思います。
今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。