こんにちは、T-アレックスです。
海外赴任を終えて日本に帰国し生活も落ち着いたので、英語学習を再開しました。カランメソッドで反復練習の効果を実感したので、QQ Englishが提供するもう一つの反復練習プログラムであるR.E.M.Sを受講することにしました。
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1. R.E.M.S.とは
R.E.M.S. は、頭の中で日本語に翻訳せず英語を実践的に身につける「ダイレクトメソッド(直接教授法)」と、文型練習を中心とする「オーディオ・ リンガル・メソッド」を用いたQQ Englishオリジナルの学習メソッドです。R.E.M.S.というカリキュラム名は、ラテン語『Repetitio est mater studiorum(反復は学習の母である)』の頭文字から名づけられています。
詳細は公式サイトをご参照ください。
R.E.M.S. | オンライン英会話ならQQ English
2. レッスンの流れ
R.E.M.S.はUnit AからUnit Tに分かれており、最初にレベルチェックを受けます。私は、Unit Eからのスタートとなりました。
レッスンは教師が読み上げる英文に対して、生徒が復唱と組み替えを行いながら進行します。画面にテキストは表示されていますが、テキストに英文は表示されません。教師の英語を聞いて復唱する、文章を変換します。全て「耳コピ」となります。時制や単数形・複数形など正しく解答できるまで次へは進めません。教師の読み上げる英文を集中して聞き取らなければなりません。これによりリスニング力の向上が期待できます。
R.E.M.S.では以下のようなドリルが実施され、いわゆるパターンプラクティスになります。
- Substitution Drill(文章の一部を変更するドリル)
- Sentence Expansion Drill(文章に単語を付け足していくドリル)
- Other Sentences Drill(文を変形させたり、ミックスさせるドリル)
- Freer Exercise(生徒が答えを考える質問)
- Pronunciation-related(発音関連)
レッスンでは最初に前回の学習箇所から2ページ程度復習を行います。その後、進める所まで新たなドリルを行います。正しく解答するまで次の文章に進めませんので、いかに正確に教師の英文を聞き取り解答できるかにより進み具合が変わります。
3. 期待される効果
R.E.M.S.では、(1)リスニング力が向上する、(2)正確な文法で会話できるようになる、(3)英文の作成時間が早くなり、英語脳が形成されるといった効果ができます。
(1) 教師の話す英文を正確に聞き取り、復唱したり文章を変換したりすることが必要ですのでリスニング力は向上します。
(2) 正確な文法で解答するまで次に進めませんので、この点も向上します。
(3) R.E.M.S.では1レッスンで多くの英文を復唱したり作成したりしますので、英文の作成時間が早くなります。
これにより英語を英語で理解する、英語での反応速度が速くなるといった、いわゆる「英語脳」が形成されることが期待できます。
4. 期待できない効果
R.E.M.S.では質問と解答があらかじめ決まっていますので、自然な会話力はつきません。
文法については、正しい文法で解答するまで次に進めないので、正しい文法で会話する能力は向上しますが、文法自体の学習はないため文法を体系的に学べるものではありません。
5. カランメソッドとの比較
R.E.M.S.は英語の反復練習のプログラムという点で似ています。主な相違点は以下の通りです。
(1) スピード
カランメソッドでは教師が2回質問文を読み上げ、ほとんど間を置かずに教師が解答をリードしますので、リードに頼らないよう即座に解答する必要があります。とてもスピードが速いです。R.E.M.Sも教師の質問に対し素早く解答する必要がありますが、教師は解答をリードすることはないので、カランメソッドに比べるとスピードは落ち着いています。
(2) 疑問文の練習ができる
カランメソッドは教師が質問文を読み、生徒はその解答をするので生徒は肯定文のみ練習することになります。R.E.M.S.では肯定文から疑問文への変換もドリルに含まれ、疑問文を話す練習になります。とはいえ、カランメソッドだと疑問文の話す能力が向上しないかというとそういうものでもなく、全般的なリスニング力や瞬発力の向上により、実際の会話で疑問文を話す能力も上がります。
(3) テキスト
カランメソッドは公式テキストを別途購入する必要があります。私の時は1 Stage 1,760円だったので12 Stage合計21,120円かかりました。R.E.M.S.はQQ English独自のプログラムでテキストは無料でダウンロードできます。
カランメソッドではテキストにオーディオがついているので、レッスンと同様の音声を用いた復習が可能です。R.E.M.S.のテキストにはオーディオがついていないので、テキストを読んで自分で復習することとなります。
カランメソッドでは30分程度復習をしてレッスンに臨みましたが、今のところR.E.M.S.では私は復習はしていません。カリキュラムが先に進んで行くと復習の必要があるかもしれません。
私は、カランメソッドとR.E.M.S.のどちらを選ぶかは好みの問題と思います。レッスンのサンプル動画を見て好みに合う方を選べば良いと思います。
6. お勧めできる人、お勧めできない人
カランメソッドと同様、「英語に英語で反応する訓練」に特化した特徴的なメソッドで、お勧めできる人とお勧めできない人もカランメソッドと重なります。
(1) お勧めできない人
① 英語初級者
R.E.M.S.のレッスンは全て英語で行われ、カランメソッドほどではないものの速いスピードで進んでいくので、英語初級者にはお勧めしません。TOEICで700点程度はないとついていくのは難しいのではないでしょうか。
② 単語力が低い人
これも①と同様ですが、新しい単語の説明も全て英語で行われテキストに英文は書いていません。初見の単語を英語の解説で理解するのは難しく、ある程度単語力がないとレッスンが進みませんし、挫折しやすいと思います。
③ 英文法の知識が不十分な人
R.E.M.S.では正しい文法で解答しないと次に進めませんが、英文法の体系的な学習はドリルに組み込まれていません。高校の基礎レベルの英文法は習得していないとR.E.M.S.を継続するのは難しいと思います。
④ 英会話を楽しみたい人
R.E.M.S.は反復練習のためのメソッドで、会話のキャッチボールを楽しんだり向上したりしたい人には向いていません。
⑤ 反復練習を嫌う人
R.E.M.S.はスポーツでいう基礎練習の反復や筋トレに該当します。地味で単調な繰り返しといった側面があります。基礎的な反復練習は継続するといずれ大きな効果となって表れますが、その継続は簡単ではありません。反復練習を嫌う人にはR.E.M.Sは向いていません。ただし、英語力を向上されようとすれば、R.E.M.S.でなくともどこかで基礎的な反復練習をする必要があります。
(2) お勧めできる人
① 英語中・上級者
英語中・上級者で英語力が伸び悩んでいる人には効果的なメソッドだと思います。テストのリスニングであれば何とか聞こえる、ゆっくりとしたプレゼンなら意味がとれるが、早い会話についていけない、といった課題を感じている英語中・上級者には効果的と思います。
② フルセンテンスで長く話したい人
R.E.M.S.ではフルセンテンスで回答することが要求されるため、単語のみでの会話から脱却し、フルセンテンスでしっかりとした会話ができるようになりたい人にはお勧めです。
③ 正しい文法で話したい人
R.E.M.S.では文法を間違えると次に進めないため、正しい文法で話したい人にはお勧めです。特に、仕事で英語を使う人にとっては、正しい文法で話すことは重要だと思います。
③ 反復練習を厭わない人
上述の通り、R.E.M.S.はスポーツでいう基礎練習の反復や筋トレに該当します。地味で単調な繰り返しといった側面があります。基礎的な反復練習は継続するといずれ大きな効果となって表れます。その効果を信じて長期的に継続することを厭わない人にはR.E.M.Sは向いています。
私はまたR.E.M.S.の受講を開始したばかりですので、具体的レッスンの受け方やその効果については今後書いていこうと思います。
今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。