こんにちは、T-アレックスです。
このブログでは、社会人が働きながら税理士試験を合格するための情報をお伝えします。
今回は間違いメモについてのお話です。
試験勉強では間違いメモや間違いノートを作る人も多いのではないでしょうか。税理士試験の勉強で私がどのように間違いメモを作り活用していたか紹介したいと思います。皆さんの勉強の参考になればうれしいです。
1. 間違いメモの内容
応用期に入ると主に計算問題で通達に基づく細かい論点がテキストや答練に出てきます。応用期の論点はテストで間違えたり迷ったりしやすい点で、かつ、合否に直結すると考えています。私は、これらの細かい論点、中でも答練で間違えた箇所を重点的に間違いメモを作っていました。テキストや答練の解説にも記載されていますが、自分で一か所にまとめておいた方が確認に便利です。
メモの内容は、各論点を1~2行程度で簡潔に記載するというものです。場合分けや計算式がある場合には5行程度になることもあります。
いくつか記載例を挙げておきます。私の学習時のメモですので現行の取扱いと異なることがあるかもしれません。ご了承ください。
(法人税)
・資本的支出であっても修繕費 20万円未満又はおおむね3年以内の周期
・使用人兼務役員に対し、他の使用人と違う時期に賞与を支給 法34条2項により損金不算入 実質基準・形式基準とは別にする
・完全支配関係のある株式 譲渡損益を認識しない 資本金等の額を増減させる
(消費税)
・土地付建物の貸付 一体で判定 住宅:非課税 その他:課税
・特許権、商標権等の内外判定は登録地 登録国が2以上の場合は住所地
・派遣会社に支払う給与負担金 非課税 派遣料 課税仕入れ
(相続税)
・雇用主が負担した保険料はその従業員が負担したものとみなす
・贈与税には国等に贈与した場合の非課税の規定なし
・2筆の土地を異なる者から借りていても利用状況が同じなら合わせて評価
2. 作成方法
間違いメモの作成方法は、ノートに記載、スマホに入力、PCに入力などいくつか方法があります。私は、PCでWeb通信を受講しており、また、理論のアウトプットもPCを使用していましたので、PCを使いワードファイルで間違いメモを作成していました。
ご自身のやりやすい方法でいいと思います。
3. 活用
私の間違いメモは、1科目5~7ページ程度となりました。日々の学習では、寝る前に全体を一読することによる記憶の呼び起しや答練前の論点確認などに活用していました。注意点がコンパクトにまとまっており、また、自分が間違えた点を二度と間違えないよう工夫して書きますので他人の作ったテキストやまとめツールより記憶に残りやすいと思います。
公開模試や本番の試験でも印刷して持っていきました。テスト直前の確認にとても役に立ちました。荷物が少なくて済むという点でもとても良かったと思います。
今回はここまでとなります。
よろしくお願いします。