T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報を発信しています。金融関係の仕事をしながら官報合格済み。その他キャリアや英語学習の情報も発信しています。

税理士試験は最初の2年が重要

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

予備校の税理士試験講座も始まり出しており、税理士試験の学習を開始又は再開している人も多いのではないでしょうか。今回は税理士試験の短期合格には最初の2年が重要という点について書きたいと思います。

 

こちらの記事でも書きましたが、働きながら税理士試験を合格するための目標年数は5年だと思います。

 

私は、1年目はこちらの記事でも書きましたが、簿記論と財務諸表論の同時学習をお勧めしています。1年目に簿記論の財務諸表論どちらも不合格であった場合には、税理士試験から潔く撤退することをこちらの記事でお勧めしています。

 

簿財受験後の税法の選択については、こちらの記事に記載しています。2年目は必修の法人税又は所得税若しくは消費税の選択をお勧めしています。

 

1. 2年目に法人税又は所得税を選択した場合

私は法人税には合格しましたが所得税は受験していませんので、所得税法人税と同じという前提で記載します。

法人税所得税を働きながら1年で合格するのはかなり難しいです。計算も理論も学習量が多く難易度も高いです。相当順調に学習が進んで1年で合格レベルに達することができると思います。

こちらの記事でも書きましたが基礎期、応用期、直前期と1年で試験範囲を3周はする必要があります。予備校の講義は年内完結コースを受講するのが必須となります。3月まででかけて内容が一巡する基礎マスターコースでは8月の本試験に間に合いません。基礎マスターコースではテキスト終盤の論点や答練・応用問題への対応が不十分となります。

私は簿財受験後に法人税を選択しました。基礎マスターコースを受講したため事業再編やグループ税制など終盤の論点が手薄となってしまいました。公開模試後に終盤の論点が本試験に出題される可能性が高いと気づき、頑張って勉強したのですが本番には間に合わず、結果はAで不合格となりました。(翌年に合格しました。)私は年内完結コースを受講すれば良かったと後悔しています。

年内完結コースは進度が早くついていくのが大変だと思いますが、これについていけなければ短期合格は望めません。

法人税又は所得税を1年で合格し簿財と合わせて2年で3科目合格すればベスト、法人税又は所得税を2年で合格し簿財と合わせて3年で3科目合格すれば5科目5年以内の合格が見えてきます。

 

2. 2年目に消費税を選択した場合

こちらの記事でも書きましたが、2年目に消費税を選択するもの良いと思います。消費税についてはこちらこちらの記事でも書きましたが年々学習量も増え難化していると思います。

法人税所得税と同様予備校の講義は年内完結コースを受講しましょう。消費税は法人税所得税に比べれば学習量も少なく難易度も低いのですが、最初の税法として選択する場合には注意点があります。

財務諸表論に比べれば理論の量が多くまた暗記の精度も高いものが必要となります。また、計算の量も多く難易度も高いです。法人税所得税の受験経験者は税法の計算と理論の学習について十分な経験値があると思いますが、税法初学者は税法の計算と理論の学習について手探りとなるでしょう。ここが、消費税を税法の1科目とする場合の注意点です。

今後、法人税又は所得税の受験が控えていることを考えると、費税は1年で合格したいところです。消費税と簿財を合わせて2年で3科目合格すれば5科目5年以内の合格が見えてきます。3年で簿財+消費税の3科目でもまだ5科目5年の可能性はありますが、大物の法人税法人税が控えているので厳しくなります。

 

以上の通り、働きながら税理士試験に短期合格するには最初の2年が重要となります。モチベーションが高いうちに頑張りましょう。

 

参考になれば幸いです。今回はこれまでとなります。