T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報を発信しています。金融関係の仕事をしながら官報合格済み。その他キャリアや英語学習の情報も発信しています。

英語学習の難しさ②(現状把握)

こんにちは、T-アレックスです。

 

今回は英語学習の難しさについての記事になります。こちらの記事で書いた通り、私は今海外赴任をきっかけに英語力の向上に取り組んでいます。日本にいた頃から英語の勉強はしていたものの、流ちょうに話せるレベルからは遠いです。英語学習の難しさのうち、前回は最終目標や中間目標の設定の難しさについて書きました、今回は現状把握の難しさについて書きたいと思います。

 

大人でも学生でも英語を流暢に話したい、自在に読み書きしたと思う人は多いでしょう。日本の場合、最近の若い人は小学校から英語の授業が始まります。小学校では英語の授業がなかった人でも中学・高校・大学と英語学習を経験した人がほとんどでしょう。日本の教育では読み書きが中心になりますが、大学入試にリスニングが課されていることも多く、ある程度リスニングの学習はしたことがある人が多いはずです。また、英検の受験者であれば、英検のためにリスニングやスピーキングの学習をしているでしょう。学生や社会人であればTOEICのためにリスニングや文法・リーディングを学習した人も多いでしょう。

大学受験までにどの程度英語を学習し、現在どの程度覚えているか、英検の級やTOEICのスコアである程度自分の現状の英語レベルを把握することはできるでしょう。

しかしながら、英語の四技能である「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」、のうちどれがどのレベルにあるのか、どこを改善すべきか、「細かく現状を把握し課題を見つける」ことは難しいです。

 

四技能全てに関連する語彙や文法の知識がどの程度あってどの程度使えるレベルにあるのかを把握するのも難しいです。「聞く」・「話す」でも、語彙や文法の知識不足で聞けない・話せないなのか、それ以外が課題なのか自分で把握することは難しいです。

中学や高校初級レベルの語彙や文法が不足しているのであれば、まずはそこを固める必要があります。スクリプトを見ればほとんどの意味が分かるのであれば、聞けない・話せないのは語彙力や文法の知識ではないのだと思います。そうすると、単語帳などで語彙力を増やすのは優先事項ではないかもしれません。

 

「聞く」については、英語教材のリスニング練習の音声が聞き取れないのか、アナウンサーが話す比較的きれいなニュース英語が聞き取れないのか、TEDなど比較的論理的でスピードもそれほど速くないプレゼンテーションの英語が聞き取れないのか、映画・ドラマなど速くて会話があちこちに飛んでいくような英語か聞き取れないのか、様々なレベルがあります。自分がどのレベルにいるのかを把握しない限り、効果的な学習計画は立てられないでしょう。

「話す」についても現状を分解して把握しないと対策が立てられません。単語レベルで通じる発音(私の言う「通じる発音」とは、ネイティブ並みのきれいな発音ではなく、相手に聞き返されない程度の発音を言います。)でないのか、文章レベルで抑揚やリズムが悪い、(つまり、原稿があっても通じにくい)のか、語彙や表現の不足か、会話中に日本語に変換しており英語で考えられていないのか、色々な課題があると思います。それぞれ自分がどの段階にいて、どこをどう解決すべきかを自分で考えるのは困難です。

 

現状把握の難しさから、どこから手を付けて良いか分からない、やみくもに英語学習をしてもなかなか効果が得られない、という結果につながっていると考えられます。

 

今回は英語学習の現状把握の難しさについて書きました。英語学習の難しさについてはほかにも色々な点があると感じています。その他の点については今後書いていきたいと思います。また、これをどう克服していくかについては、まだ私の考えはまとまっていません。学習を継続しながら考えていきたいと思います。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

カランメソッドStage9終了

こんにちは、T-アレックスです。

 

今回は英語学習の進捗についての記事になります。2023年7月末にカランメソッドの受講を開始しました。Stage2は8月末に完了Stage3は9月下旬に完了Stage4は10月末に完了Stage5は11月末に完了Stage6は1月末に完了Stage7は2月末に完了Stage8は4月初めに完了しています。Stage9を完了したので記録を兼ねた記事を書きたいと思います。(公式サイトに新版の受講の目安が追加されたので記事を更新しました。

 

1. 受講回数と時間

Stage9は72回で完了しました。合計72回(30時間00分)でした。受講期間は53日です。(旅行で1週間程度レッスンを受けていない期間がありました。)Stage9は124ページあり、Stage7の98ページ、Stage8の93ページと比べ3割程度分量が増えており長く感じました。Stage9からテキストが2nd Edition(2014年版)から3rd Edition(2024年版)に変更となりました。いくつか時代に合わせて文章が変更となっているようですが、大きな変更ではないようです。

基本的に毎日1コマ受講し、週末は1日4レッスン受講しました。
QQEnglishの「よくある質問」にあるStage9完了までのレッスン数の目安は85回となっています。目安よりは13回少ない回数で完了しました。

 

2. 受講スタイル

Stage2~8と特に受講スタイルは変えていません。単語のみ事前にテキストで確認しそれ以外の予習はしていません。New Wordはレッスンでの聞き取りに集中しています。復習は1レッスンあたり30分でレッスン前に行っています。1レッスンあたり復習とレッスンで1時間かけています。長い文章が増えていますが、しっかりと復習をして文章を覚えることで、Daily Revisionは10-12分で終わらすことができました。リーディングレッスンもリズも良くスピード感をもって読むことで、1レッスンで完了し次のレッスンに繰り越さないようにできました。Stage8は平均1レッスンで1.72ページ進みました。文章が長くなってきたのでStage5の2.00ページ、Stage6の1.88ページよりは進みが遅いですが、Stage8の1.69ページより少し早い進度でした。目安のレッスン数より13回少ないのでかなり良い進度と思います。進度が早かった理由としては、レッスン前に復習をしっかりすることで、文章が長くなっているもののDaily Revisionが毎回12-13分で終わったこと、Readingが早くなったため1回のレッスンで完結でき次回に持ち越すことがほとんどなかったこと、Dictationも次回に持ち越すことがなかったことが挙げられると思います。

 

3. カラン以外の英語学習

以前はELSA Speakでの発音練習を並行して行っていましたが、ELSA Speakはスコアが伸び悩んでいるのであまりやらずに、5月に期限切れとなりました。また気が向いたら再開するかもしれません。

Youtubeの英語学習動画を見てスクリプトに合わせたオーバーラッピングはやっています。語彙や表現の増加のための学習はしておらず、会社での会話やYoutubeの動画で使えそうな表現を真似することがある程度です。カランメソッドとは別に語彙や表現の幅を広げる学習をする必要があると感じています。

 

4. 効果と感想

Stage5からは長い文章が増えており、New Workで先生の長い説明を聞いて覚えて、質問にフルセンテンスで解答するのは難しいですStage8からさらに長い文章が増えています。Stage9もStage8同様に長い文章も多いですが、Stage9でも復習をしっかりすればDaily Revisionではきちんと解答できます。難易度としては時々普段使わない単語が出てくることがありますが、Stage9でも文法も単語も特に分からないというものはありません。

Stage6完了の記事で書いた通り、Stage6を完了したあたりからかなり効果を感じています。会議で同僚の発言は前より聞き取れるようになり、自分の発言もある程度スムーズに言えようになってきました。スピード感も向上し言葉を上手く繋げて話せるようになってきました。

Stage9に入ってもう一段リスニングの能力の向上し、スピーキングでも大分口が回るようになってきた感覚があります。まだ、言いたいことが言えずに言葉に詰まることもありますが、良くなってきたと思います。時々、パブで飲んでいる時などに同僚から大分英語が良くなったと言われることがあり、そんな時は上達していると実感します。

 

Stage10を6月末から7月中旬には完了できるように頑張りたいと思います。その後は、Stage11-12に進むか、パターンプラクティスに興味があるのでR.E.M.Sを受講するか考え中です。Stage10が完了したらレベルチェックを受けたいと思います。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

学習範囲は広げるな

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

今回は、学習範囲を広げるべきでないということについて書きたいと思います。特に、2年目以降の科目は重要と思います。

 

2年目の科目の攻略法については、こちらの記事で書きました。私は、1年目の反省を踏まえてしっかり学習すれば、2年目が最も受かりやすいと考えています。公開模試S判定かA判定を取れていれば、統計上90%以上の確率で2年以内に合格します。(TのA判定は合格率70%以上です。A判定以上で2年とも不合格となる確率は30%×30%で9%。2年以内に合格する確率は100%-9%=91%。)

私は延べ12回税理士試験を受験しており、5勝7敗です。合格した時の公開模試の判定は全てS判定かA判定で、不合格の時は全てB判定以下でした。私は公開模試の判定は信頼性が高いと思っています。(個人的な経験に基づくバイアスが入ってはいます。)

 

現実に公開模試でS判定やA判定を取っても、本番の試験で2回以上不合格となる人もいます。成績優秀者が不合格となる原因の一つが、学習範囲を広げすぎていることにあると言われています。

税理士試験では、OかTの基礎期から応用・直前期のカリキュラムをマスターすれば合格できます。それ以外の学習をする必要はありません。1年目の科目であったり働きながらであったりすれば、OやTのカリキュラムをマスターするだけでも大変でそれ以外に学習範囲を広げる余裕はないはずです。

2年目以降で答練で上位の成績を取り続けると学習が物足りなく感じる受験生がでてきます。合格確率を少しでも上げようと、他社の答練を取り寄せたり、判例や通達など予備校のカリキュラムを超えた学習をしたりして、他の受験生との差をつけたい衝動に駆られます。過去の試験で判例から税法の理論が出題されたり、通達から計算問題が出題されたりしているとの情報を得るとなおさらです。

しかしながら、税理士試験の合否はそこでは決まりません。本番の試験において予備校で学習した内容をいかにミスなく素早く解答できるかにかかっています。予備校で学習していないものはどの受験生もできません。傾斜配点があることを考えると、誰もできない論点を正解しても多くの受験生が正解する問題を間違えてしまっては意味がありません。予備校のカリキュラムを完璧にした上で、追加の論点ができるようになれば合格確率は上がりますが、いくら追加で新しい論点を学習しても合格確率の上昇はたかが知れています。最も恐ろしいことは、予備校で学習した内容の問題であるにもかかわらず、その解答スピードや精度が落ちてしまい、本番の試験で思わぬ取りこぼしをしてしまうことです。

 

簿記や財務諸表論にしと税法にしろ、学習範囲を広げようと思えば際限がないです。簿記や財務諸表論では、現実に行われている様々特殊な取引や複雑な取引に対し、様々な会計処理が存在します。税法では、現実に起こっている様々な問題に対し、色々な判例や通達が出ています。予備校では、試験に過去出題されたまたは今後出題されそうな論点を厳選してカリキュラムを作っています。それ以外に学習範囲を広げても合格率の向上にはほとんどつながらず非効率です。

図示すると以下のようになります。

私は、判例や通達を暇つぶしの程度に眺めるぐらいであれば良いと思いますが、本気で学習すべきではないと思います。それは税理士になってからやればいいと思います。それよりも、理論を回して記憶の維持に努める、これまでにやった計算問題を(問題や答えを覚えてしまわないよう。2週間程度の間隔を空けて)繰り返し解き、早く正確にできるようにすることの方が重要です。

やることがなくなったというのであれば学習のペースを落としてもいいと思います。平日は理論か計算のいずれかを1.5~2時間程度、休日は理論と計算を両方やって4時間程度でしょうか。これで十分レベルは維持できると思います。

私も2年目に合格した科目の最後の1か月はこの程度です。理論は忘れるのが怖いので辛かったですが何度も回しました。計算は平日は2日に1回、休日は1日1回総合問題や個別問題を解き直す感じでした。1年目の科目は余裕がないのでぎりぎりまで目いっぱい学習していました。

 

本番の試験で予備校のカリキュラムで学習したはずなのに、忘れていた、精度が不十分だった、時間がかかった、ミスをしてしまったというのが最も後悔するパターンです。

学習範囲を広げずに予備校のカリキュラムを信じて合格を目指しましょう。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

スタディングはありか?(税法編)

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

こちらの記事スタディングの簿財について記事を書きました。今度は税法について私の感想を書きたいと思います。

 

1. 記事の前提

記事を書くにあたり私の立ち位置を再び明確にしておきたいと思います。

  • この記事はプロモーションではありません。読んだ人がスタディングを受講しようがしまいが私には一切の金銭的なメリットはありません。
  • 一部のサービスは私が受験時代にすでに始まっていたかもしれませんが、私はどの税法でもスタディングを使ったことはありません。
  • 私はスタディングの講座を受講したわけではありません。公式サイトやYutube、合格者の声などを参考にした個人的な見解です。
  • 私の税法の学習履歴は、以下のとおりとなります。

年数

科目

学習方法

受講料

(2024年現在)

結果

2

法人税

T ベーシック Web通信

235,000円

×

3

法人税

T 12月上級   Web通信

165,000円

3

消費税

T 基礎+上級    Web通信

155,000円

×

4

消費税

T 12月上級   Web通信

105,000円

4

事業税

T 1月速習     Web通信

105,000円

×

5

事業税

T 12月上級   Web通信

105,000円

×

6

相続税

T 基礎+上級    Web通信

250,000円

×

7

相続税

T 12月上級   Web通信

165,000円

×

8

国徴

T 基礎+上級    Web通信

155,000円

受講料は2024年現在の価格で当時の価格ではありません。(記録していません。)日本のインフレは大したことないのであまり変わらないでしょう。合計144万円です。結構かかっています。法人税と消費税が合格までに2年掛かった、事業税と相続税が2年やって受からなかったというのが大きいです。できれば半分以下で済ませたかったです。

 

2. スタディングの合格実績

スタディングの合格者の声から私が集計しました。合格しても報告していない人もいると思いますが、簡単な報告でも1万円もらえるそうなのでほとんどの人が報告していると思われます。

 

消費税

 

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング合格者数

8

12

4

0

合格者数

802

740

726

782

シェア

0.9%

1.6%

0.5%

0%

 

法人税

 

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング合格者数

12

7

4

0

合格者数

497

425

453

588

シェア

2.4%

1.6%

0.8%

0%

 

相続税

 

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング合格者数

6

5

2

2

合格者数

282

336

325

264

シェア

2.1%

1.4%

0.6%

0.7%

 

国税徴収法

 

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング合格者数

9

4

6

4

合格者数

228

235

234

198

シェア

3.9%

1.7%

2.5%

2.0%

 

税理士試験 合格者の声 - スマホで学べるスタディング税理士講座

 

税法も簿財と同様、スタディングのみの受講であるか、また、1年で合格したかは分かりません。

 

こちらの記事でも書いていますが、簿財>消費税>法人税相続税国税徴収法所得税の順で受験生が多くなっています。スタディングは受験生の多い順に税法の講座を提供しているようです。 

 

税法は簿財に比べて厳しい結果となっています。10人を超えたのが2023年の法人税と2022年の消費税のみです。シェアも5%からも遠く低迷しています。

 

3. スタディングでの税法学習スタイル

スタディングでの税法学習スタイルは簿財とほとんど変わらないようです。スマホでの学習が最適化されており、①講義視聴(320回)、②スマート問題集での復習(320回)、③トレーニング、④テーマ別演習、⑤実力テスト(2か月に1度)、直前期の⑥答練(簿財それぞれ6回+過去問3年分)、理論は理論暗記ツール、理論暗記音声、理論記述練習で学習するようです。計算がない国税徴収法のみ④テーマ別演習がありません。

費用はアドバンスコースが全科目同一価格で63,800円、冊子オプションは消費税法法人税法相続税法が19,800円、国税徴収法が14,800円となっています。やはり格安です。

 

4. 合格者が伸びていない要因

スタディングの税法の合格者が伸びていない要因を私なりに考察してみたいと思います。

(1) 受講者数

まず考えられるのが、受講者数が少ないのではないかということです。税理士試験は上位10-15%が合格する難関試験なので、そもそも講座の受講数が少なければ合格者を多数輩出することができません。簿財は一般的に税理士試験の最初に受ける科目なので受講生を集めやすいです。税法は一般的に簿財の後に受ける科目なのでそもそも受講生の確保が難しいと思います。

 

(2) 教材・カリキュラム

前述の通り、スタディングでは税法も簿財も学習のスタイルや講義・演習の数は変わりません。私の経験から、税法は簿財に合格した上位1割の中からさらに上位1割に入る必要があるので、学習の質・量をもう一段レベルアップする必要があります。この点を十分考慮したものとなっているかどうか見極める必要があります。

 

(3) 計算

計算については、前回の記事でも演習不足の懸念を書きました。簿財の場合、市販の問題集もそれなりに出ていますが、税法の計算問題集はあまり出ていません。また、法令の改正が頻繁にあり計算にも影響します。法令改正の対応した計算問題については予備校頼りになります。前回の記事でも書きましたが、Tでは講義で解説する答練のほか、補助問題やトレーニングの中に総合問題があります。私の記録に残っているものでは、Tの相続税の上級では答練の他に補助問題(総合問題)が9つ配られました。合格レベルの人たちは、これらも当然全てマスターして試験に臨みます。税法でもスタディングの問題演習量で十分かどうか問題となります。

 

(4) 理論

理論については、財務諸表論では理論暗記ツールの評判がいいです。穴埋め問題や選択式問題も多く出題される財務諸表論には適していると思います。一方で、文章での暗記が求められる税法では、空欄補充方式の理論暗記ツールの効果が薄いかもしれません。キーワードの暗記ではべた書きに対応できません。事例問題もべた書きができることを前提とした事例の当てはめとなります。理論の学習方法が税法に合っているものかが需要となります。

 

5. 私の推奨

以上を踏まえると、私は税法についてはスタディングの使用は様子見となります。まだ実績が乏しく、十分なノウハウが蓄積されているようには見えません。

2022年、2023年でスタディングの簿財合格者が増加しました。おそらくこの2年間にスタディングで簿財の両方に合格した人が700人程度はいます。合格した人達の多くは税法に進みスタディングの税法の受講者数が増加することが見込まれます。簿財の合格者がスタディングを活用して税法に合格できるかどうかがカギとなります。全体の受験者数からも消費税・法人税を選択する受験生が多いと見込まれます。消費税と法人税合わせて50人程度の合格者が出てくれば、スタディングの税法学習法が良いことの証となりそうです。特に、法人税より分量の少ない消費税の合格者数がカギとなるのではないかと思います。私がスタディングの人だったら、簿財の合格者にスタディングでの消費税の受講を勧めます。その方が税法での実績が早く作れそうです。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

スタディングはありか?(簿財編)

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

税理士試験をスタディングで学習することについて、YouTubeなどでいくつか記事を見たので私の感想を書きたいと思います。今回は簿記論と財務諸表論について書きます。

 

1. 記事の前提

記事を書くにあたり私の立ち位置を明確にしておきたいと思います。

  • この記事はプロモーションではありません。読んだ人がスタディングを受講しようがしまいが私には一切の金銭的なメリットはありません。
  • 私が簿財を学習した時にはスタディングはまだサービスを開始していませんでした。
  • 私はスタディングの講座を受講したわけではありません。公式サイトや合格者の声、YouTube、ブログなどを参考にした個人的な見解です。
  • 私の簿財の学習履歴は、以下のとおりとなります。

年数

科目

学習方法

受講料

(2024年現在)

結果

1

簿記論

独学

-

×

1

財務諸表論

T  1月速習 Web通信

165,000円

2

簿記論

T 直前対策 資料通信

50,000円

2年で簿財に合格しており、財表は1月速習、簿記論は2年目の直前対策の資料通信で合格しており費用面で見ても悪くないように見えます。しかしながら、こちらの記事でも書いている通り1年目で簿財を同時合格できなかったことが長期化の要因の一つとなっており、予備校に通うべきだったと今になっては思います。

この辺りは、こちらの記事も参考にしてください。

税理士試験の予備校選択のポイント - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

税理士試験の科目別学習ポイント(簿記論編) - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

税理士試験の科目別学習ポイント(財務諸表論編) - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

独学自体に価値はない - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

税理士試験の複数科目の勉強について - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

 

税法科目はTのWeb通信を受講したので、私の感想はTのWeb通信との比較となります。

 

2. スタディングの合格実績

スタディングの合格者の声から私が集計しました。合格しても報告していない人も居ると思いますが、簡単な報告でも1万円もらえるそうなのでほとんどの人が報告していると思われます。

 

簿記論

 

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング合格者数

239

189

76

43

合格者数

2,794

2,965

1,841

2,429

シェア

8.5%

6.3%

4.1%

1.7%

 

財務諸表論

 

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング合格者数

359

136

126

39

合格者数

3,726

1,502

2,196

1,630

シェア

9.6%

9.0%

5.7%

2.3%

 

簿財同時合格者

 

2023年

2022年

2021年

2020年

スタディング合格者数

141

87

56

24

 

税理士試験 合格者の声 - スマホで学べるスタディング税理士講座

 

簿財ともに合格者が確実に増加していることが分かります。合格者数は全体の合格率・合格者数に左右されますので、合格者数だけを見てスタディングのおかげかどうかは判断できません。次に、シェア(スタディング合格者数/合格者数)を見てみると、シェアも着実に増加しているようです。簿財ともに1割に迫る勢いです。簿財同時合格者も増加しています。

ただし、スタディングのみの受講であるか、また、1年で合格したかは分かりません。そうとはいえ、簿財に関しては着実に実績を伸ばしていると言えそうです。

 

3. スタディングの特徴

(1) 簿財同時学習

スタディングでは簿財同時学習が基本のコースのようです。私が調べた限りでは簿記論または財務諸表論単体のコースはないようです。私もこちらの記事で記載している通り簿財の同時には相乗効果があり合計の学習時間を短縮する効果があるので推奨しています。他の予備校や受験経験者も簿財の同時学習は推奨しています。

 

(2) スマートフォンでの学習の最適化

スタディングでは①講義視聴(320回)、②スマート問題集での復習(320回)、③トレーニング、④テーマ別演習、⑤実力テスト(2か月に1度)、直前期の⑥答練(簿財それぞれ6回+過去問3年分)というサイクルとなっています。理論は理論暗記ツール、理論暗記音声、理論記述練習で学習するようです。

スタディングでは「スキマ時間で合格」というのを税理士試験に限らずどの試験でも前面に押し出しています。できる限りスマートフォンで学習できるよう教材・カリキュラムを最適化しているようです。特に、①の講義は20-30分単位で細かく視聴できるように区切られており、また、テキストを別途開かなくてもスマートフォンのみで視聴できるように工夫されているようです。②の復習までをスマートフォンで完結することで、通勤時間や仕事の休憩時間に1コマ終わらせることが出来るよう工夫がされています。

理論暗記ツールは、理論が穴埋め形式でキーワードが赤色で伏字になっているものです。この理論暗記ツールの評判がかなり良く、理論暗記に効果を発揮しているようです。財務諸表論の理論では、べた書きが要求される税法と異なり、穴埋め問題や選択式問題も多く出題されることから、出題の傾向とも合っているのではないかと思います。

とはいえ、講義視聴は学習の1割程度でスキマ時間のみで学習が完結することはありません。③、④のアウトプットが重要であることは間違いありません。スマートフォンでの学習に過度に期待してはいけません。

 

TやOでもWeb通信があってスマホで講義を視聴することも可能ですが、スタディングほどスマートフォンでの学習のために最適化はされていないです。スタディングの方が使い勝手が良いのではないかと思います。

 

(3) 講義の質

講義の質についてはTやOと大きな差はないと思います。合格者の声を見るとスタディングの簿財の講師の中村先生の評判はかなり良いです。一方、TやOもWeb通信の講師はエース級の講師が担当しますので大きな差がないと思います。私はTでいくつもWeb講座を受講しましたがどの講師も授業は分かりやすかったです。

 

(4) 低価格

スタディングの大きな特徴は他の予備校と比べて圧倒的な低価格にあると言えます。TやOの簿財パックですと383,000円となっています。スタディングでは簿記の基礎ができていることを前提とし直前期まで含めたアドバンスパックが63,800円、冊子オプション29,800円を含めても93,600円です。冊子オプションには③トレーニング、④テーマ別演習、⑤実力テストが含まれています。PDFで配信されるので自分で印刷しても良いのですが、かなりの量になるので印刷の手間を考えると購入した方がよさそうです。

 

税理士講座 - スマホで学べる通信講座で資格を取得 【スタディング】

 

4. スタディング利用の注意点

(1) 簿財同時学習が前提

スタディングが簿財を一体でコースを設定している以上、簿財を同時に学習・受験することが前提となります。簿財を同時に学習すると簿財合計の学習時間は大幅に短縮できますが、その年の負担は大きくなります。簿財を同時に学習する自身がない人はやめておいた方がよさそうです。

 

(2) スキマ時間の学習はごく一部

スタディングの広告や合格者の声では「スキマ時間」を強調していますが、スキマ時間の学習は全体の1割にも皆ないです。「スキマ時間」で学習することは良いことですが、しっかりと時間をとって演習に取り組むことが重要です。スキマ時間」での学習に過度な期待をしないことが肝要です。

 

(3) 演習不足

スタディングでは合格者の声にもありますがかなりカリキュラムを絞っているため、演習不足に陥る可能性がありますこちらで記載した通り、Tでは基礎から受講した場合、公式サイトでは総合問題の演習がTでは24回、スタディングでは14回となっています。実際には、Tでは補助問題として講義では扱わない総合問題が配布され、また、トレーニングにも制限時間が45-70分の総合問題が相当数含まれています。これを加味するとかなりの数の総合問題型の演習量の差が生じます。市販の問題集やTかOの資料通信などで補う必要があるかもしれません。

 

5. 2年目

スタディングには簿記と財表を分けたコースはないようです。また、再受講の割引はあるものの、基礎からのコースのみで経験者向けのコースはないようです。

2年目以降の受講はお勧めしません。

 

6. 私の推奨

以上の分析を踏まえるとスタディングを使用する場合の私が推奨する受講方法は以下の通りです。

アドバンスパックが63,800円と冊子オプション29,800円に加え、TかOの簿記論の直前対策の資料通信(T:50,000円、O:53,000)を合計、143,600円(S+T)または146,600円(S+O)となります。財務諸表論は簿財の同時学習をしているのであれば追加でTかOの講座を申し込む必要はないのではないかと思います。

 

スタディングは簿財ともに合格者が100人を超え、同時合格者も100人を超えました。受講者もかなり増加している思われます。こなると、データも集まり精度も高まってくるので好循環に入ったと思います。スタディングの簿財は中村先生がいる限り今後も伸びていきそうです。今後、どのくらい合格者を増やしていくか見ていくのが楽しみです。私も受験生時代にスタディングがあったら受講していたかもしれません。

 

次は、税法について書きたいと思います。

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

英語学習の難しさ①(目標設定)

こんにちは、T-アレックスです。

 

今回は英語学習の難しさについての記事になります。こちらの記事で書いた通り、私は今海外赴任をきっかけに英語力の向上に取り組んでいます。日本にいた頃から英語の勉強はしていたものの、流ちょうに話せるレベルからは遠いです。英語学習の難しさ、今回は特に最終目標や中間目標の設定の難しさについて、税理士試験やスポーツと比べながら書きたいと思います。

 

1. 最終目標の設定

英語学習の最終的な目標、なりたい姿は何でしょうか?色々と目標は考えられると思います。思いつくだけでも、

  • 日常会話ができるようになる。
  • 旅行(空港、ホテル、レストランなど)で困らない会話ができる。
  • 仕事の会話(会議・プレゼン)ができるようになる。
  • 英語のニュースが聞ける。
  • 字幕なしで映画やドラマが鑑賞できる。
  • 英語でメールやチャットのやり取りができるようになる。
  • 英文の資料が読める。
  • 英文の資料が作れる。
  • 英語で論文や契約書が書ける。
  • テストに合格または高得点を取る。

などが考えらえます。

 

皆さんはどこを目指しているでしょうか?また、どのレベルになったら目標達成といえるでしょうか?日常会話でできるというのはどの程度で?仕事の会話ができるというのはどの程度?映画やドラマが鑑賞できるとはどの程度?具体的な目標達成のレベルがイメージできるでしょうか?

 

最後のテストで高得点を取るというのは目標として分かりやすいです。英検でもTOEICでもIELTSでも合格や得点といった分かりやすい目標となります。テストでの結果のみを目標とする人は少ないのではないでしょうか。テストで高得点をとっても英語で十分なコミュニケーションが取れなければ、英語学習の効果があったとは感じられない人が多いと思います。

 

4技能(読む、書く、聞く、話す)それぞれで明確な目標を設定すべきですが、目標となりうる事項多数あり、かつ、その達成レベルを明確にするのが難しいです。とりわけ、「聞く」、「話す」は難しいです。どの程度できるようになれば、英語で会話や会議ができるようになったと言えるのでしょうか?また、海外経験が長い人でも映画やドラマの鑑賞は必ずしも簡単ではなかったりもします。

その結果、目標から逆算してたてるべき学習計画がきちんとたてられない、達成レベルが不明確なので中間での効果測定や達成感が得られないという結果になっていると思われます。

 

一方で、税理士試験は目標設定が簡単で、最終的には5科目合格、科目ごとには1年1回のテストで合格することが目標です。とてもシンプルです。基本的には大手予備校のカリキュラムに沿って学習していれば、学習計画で大きく迷うこともありませんし、基礎から応用、直前対策と良く練られているので中間での効果測定も容易です。もちろん、予備校のカリキュラムについていくこと自体が大変であることは言うまでもありません。

 

他ではマラソンが良い例だと思います。ラソンの場合、何キロを何分で走りたいのか自分で目標を設定すれば良いです。距離を延ばすタイムを縮めるために何をすればよいか考えて、トレーニングを積んでいけばよいです。中間での効果測定は容易で、目標が高すぎたと感じれば、目標を修正することも容易です。

 

2. 中間目標

英語学習の最終目標は数年かかって達成できるもので、学習の継続には中間目標や効果測定が重要となります。しかしながら、最終目標や最終的な達成レベルが明確となっていないため、中間目標や中間での効果測定も困難となります。英語学習をした結果として、現状、どの程度会話ができるようになったのか、どの程度聞けるようになったのか、自分のレベルを可視化することが困難です。このため、なかなか効果や達成感を感じられず、英語学習の継続へのモティベーションが低下するといった事態になりかねません。

 

税理士試験の場合には、テストが沢山ありますので中間目標の設定も容易ですし、テスト問題が解けるようになれば合格という目標に近づいていることが実感できます。

 

ラソンの例でも、距離やタイムで中間目標を持っておけば、自分の現在の達成度合いは測れます。途中で伸び悩むことはあるでしょうが、目標達成までの道筋はたてやすいのではないかと思います。

 

今回は英語学習の目標設定の難しさについて書きました。英語学習の難しさについてはほかにも色々な点があると感じています。その他の点については今後書いていきたいと思います。また、これをどう克服していくかについては、まだ私の考えはまとまっていません。学習を継続しながら考えていきたいと思います。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。

1年目はギャンブルも必要

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

GWも過ぎて税理士試験の本番まで100日を切ってきました。こGWの学習についてはこちらの記事に記載しています。これから直前期の追込みの時期に入ります。直前期の学習についてはこちらの記事に記載しています。全国公開模試(T・O)が次の目標になります。

GWの学習が計画通りに進まなかった人もいるはずです。1年目の科目についてはある程度割り切ってギャンブルも必要という話をしたいと思います。

 

税理士試の各科目の合格は1年(1回)で合格することが目標ですが、社会人が1年で合格するのはかなり難しいです。(ミニ税法を除く)私自身の結果はこちらを見ていただければ分かるとおり、1年で合格した科目は2科目(財表・国徴)、2年で合格した科目が(簿記・法人・消費)です。

 

合格のためには全範囲を完璧に仕上げるのが理想ですが、働きながら1年目でそのレベルに達するのは難しいです。

では、試験範囲全てを80%の完成度で本番に臨むのと、試験範囲の8割を100%の完成度、残り2割を全く手つかずで臨むのとどちらが合格の可能性が高くなるでしょうか?期待値は前者が100%x80%=80%、後者が80%x100%+20%x0%=80%で同じです。ですが、前者は安定的な得点が見込めますが、税理士試験が上位10-15%の相対試験であることを考えると合格ラインに達する可能性は低いと思います。後者の場合、捨てた論点が出題されると高確率で不合格となりますが、捨てた論点が出題されなければ勝負になると考えられます。

そうすると、これまでの学習の進捗を踏まえ、本番までに試験範囲全てを合格レベルに持っていくことが不可能と判断するのであれば、思い切って一部の論点を切り捨てるという判断も必要と思います。ただし、やると決めた論点は合格レベルに達するまで仕上げる必要がありますし、捨てる論点が多くなればなるほど合格確率が低下するのは言うまでもありません。1年目でどうしても間に合わない場合にはギャンブルも必要と思います。他の合格者のYoutubeやブログを見ると、働きながら1年で合格した科目にはある程度ギャンブルの要素があったのではないかと思います。

 

捨てる論点は、直近1,2年で個別論点として出題されたものや、どうしても苦手な論点になります。簿記論ですと、連結、本支店会計、CF計算書、退職給付会計、特殊商品売買あたりかでしょうか。全てを捨てたら不合格となる可能性が高いのでせいぜい1つか2つでしょう。第3問の総合問題で出題される分には飛ばしても何とかなるかもしれませんが、第1問、第2問の個別問題で捨てた論点が出題された場合には不合格は確実です。

税法の場合は、理論はC論点、計算は租税特別措置法関連の個別の計算で時間が掛かるものが候補でしょうか。税法の理論では、捨てた理論が出題されたら不合格は確実です。

学習範囲を絞ることにはデメリットもありギャンブルとなりますが、その他の論点の精度を上げることで捨てた論点が出題されなかった場合の合格率を上げることが可能と思います。

なお、2年目は捨てる論点などないはずです。こちらの記事でも書いていますが、私は2年目が最も合格しやすいと考えています。2年目は1年目の反省を踏まえ、全ての論点を合格レベルに持っていくことが必要で働きながらでも十分に可能と思います。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。