T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報を発信しています。金融関係の仕事をしながら官報合格済みです。

22年度の税理士試験の結果発表の感想

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

11月30日に2022年の税理士試験の結果が発表されました。合格された方はおめでとうございます。

 

1. 固定資産税の結果

 

試験問題の不備があった固定資産税は不備の箇所は全員正解となり没問となったようです。

令和4年度(第72回)税理士試験(固定資産税)の採点について |国税庁

 

固定資産税の合格率の推移は以下の通りです。

22年(令和4年)  18.4%

21年(令和3年)  13.8%

20年(令和2年)  13.5%

19年(令和1年)  13.7%

18年(平成30年)14.9%

17年(平成29年)13.3%

16年(平成28年)14.6%

15年(平成27年)14.8%

 

今年は固定資産税の合格率が高くなったので、今年の固定資産税受験生はラッキーだっだと思う人もいるかもしれません。今年の受験生のうちには不備の箇所を早々に諦めて合格した人もいるでしょう。反対に、不備の箇所に引っ掛かり不合格となった人もいるでしょう。合格した人に何の問題もありませんが、税理士試験は独占資格の資格試験で合否が人生を左右するようなものである以上、私はしっかりと勉強した人が順当に合格するするフェアな試験であるべきと思います。不備の箇所の取捨選択で合否が左右されるのはフェアではなく、占資格の試験としては欠陥があったと言わざるを得ません。

 

「出題に誤りがありましたことを重く受け止め、来年度税理士試験以降の出題に当たっては、万全の態勢で細心の注意を払い、チェック体制の強化等を図って、再発防止に努めてまいります。」と公表されています。どんな再発防止策がとられ、それが公表されるのか気になるところです。

 

税理士試験の変なところはこちらの記事でも書いていますが、今後色々と改善されることを期待します。

 

ここが変だよ税理士試験(試験全般編) - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

ここが変だよ税理士試験(計算問題編) - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

ここが変だよ税理士試験(理論問題編) - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

 

2. 結果発表の方法

今年は結果発表の日程こそ10日から2週間早くなり少しは改善されましたが、ウェブで確認できるのは官報合格のみで、科目の合否については相変わらず郵送のみです。当日に郵便が届かない受験生も多く非常にストレスが溜まります。科目合格者の受験番号をなぜウェブサイトで公表できないか、私には全く理解できません。受験番号だけであれば個人情報の問題もありませんし、技術的にも簡単で誰でもできるレベルです。なぜウェブサイトで公表できないのか国税庁国税審議会から合理的な説明を聞きたいものです。

 

今回はここまでになります。

2年目の科目の攻略法

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11月30日に2022年の税理士試験の結果が発表されました。合格された方はおめでとうございます。今回は、残念ながら不合格となってしまった科目について、2年目どう臨むべきか私の考えを書きたいと思います。

 

1. 原因分析

前回は私が科目ごとに不合格となった要因を書きました。税理士試験は運良く合格することはありますが、運悪く不合格となることはないと思います。のべ12科目を受験した私の経験からは、不合格となるのは合格レベルに達していなかったからで何らかの原因があるというのが私の考えです。

不合格となった科目については本試験の内容とこれまでの答練や学習を思い出し、自分自身のどこに問題があったか原因を分析しましょう。以下のような点に問題があったのではないでしょうか?

(1) 計算

  • 計算パターンが十分に身についていない
  • 答練で出題された論点を完璧にしていない(答練で類題が出題されたにもかかわらず正解できなかった)
  • 問題の把握が不十分(指示の見落とし、関連する箇所に気づかない)
  • スピード不足

(2) 理論

  • 捨てた論点がある
  • 暗記の精度が不十分
  • 内容の理解が不十分
  • 事例問題の柱挙げができていない
  • 法令の趣旨を理解していない

原因を分析し2年目は同じ過ちを繰り返してはいけません。

 

2. 2年目の科目の学習

2年目の科目は年明けから予備校の上級コースを受講すればいいと思います。試験結果が50点後半と惜しかったとしても直前期からの受講はお勧めしません。2年目で必ず合格するということが最優先なので、1月から勉強を再開すべきです。

1年目にしっかり学習したのであれば、試験後12月まで勉強しなくても計算も理論もそれなりに覚えているものです。1月の講義開始前にテキストを読み返して感覚をよみがえらせる程度でいいと思います。あとは上級のカリキュラムに沿って学習していけば自然とできるようになるはずです。

2年目の上級の講義や答練は簡単なはずです。理論の演習も始めはべた書きが中心なので覚えなおせば満点が取れますし、計算も一度経験したような問題ばかりなので満点に近い得点が取れると思います。1年目は上級の答練ではなかなか高得点がとれず苦労したと思いますが、2年目は1年目と異なり高得点が取れるはずです。2年目は上級のカリキュラムを完璧にマスターすることが最低限の目標です。2年目にもかかわらず上級の講義・答練が難しいと感じるのであれば1年目の学習が足りていないということです。相当の覚悟をもって学習しないと合格レベルに達しません。

 

私は、税理士試験は2年目が最も合格しやすいと思います。そのためには、不合格の要因を十分に分析し、半年間で自分の1年目に足りなかった点を埋めることが肝要です。

 

今回はここまでになります。参考になればうれしいです。

試験結果の分析

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前回は私の試験結果の履歴について書きました。今回は科目ごとに何が合否の要因となったか私の反省点を書きます。

 

1. 簿記論

簿記論の1年目は市販のテキスト・問題集のみを使用した完全独学でした。税理士試験に対する覚悟が足りず、簿記検定の勉強の延長でなんとかなるだろうと甘く見ていました。税法と異なり市販の教材でも内容の理解の点では問題なかったと思いますが、完全に演習不足だったと思います。結果C判定で不合格でした。2年目は演習不足を補うため1月からTの資料会員になりました。私の経験からは、9月からTかOの講座を受講し多くの演習をこなすのが最も効率的ではないかと思います。

 

2. 財務諸表論

財務諸表論は年明けからTの講座を受講し1年目で合格することができました。1科目だけみると年明けからでも十分合格可能と思えますが、私は年明けからではなく9月から予備校の講義を受講することをお勧めします。財務諸表論では理論の理解と暗記が重要です。財務諸表論1科目であれば年明けからでも十分合格可能です。しかしながら、簿記論と財務諸表論は同時受験が最も効率が良いことを考えると、年明けに財務諸表論の理論に時間を取られすぎると簿記論の学習が疎かになります。簿記論と財務諸表論のバランスをとるためにも財務諸表論は9月から学習を開始し余裕をもって理論学習を進める必要があると思います。

 

3. 法人税法

法人税法の1年目は簿記論の2年目と重なっていました。働きながら法人税法と簿記論を学習するのは質・量ともに厳しいものでした。簿財を1年でクリアできず簿記論が残ってしまったことが法人税法の学習に大きな影響を与えたと思っています。

法人税法の1年目はTの基礎マスターコース(9-4月で試験範囲を1巡するコース)を受講しました。週2回の講義で働きながらでしたが、なんとかついていったとは思いますが、上級コースの論点や組織再編、グループ税制、連結といった後半の論点にまでは手が回りませんでした。6月の公開模試後にネットを調べるうちに後半の論点がその年の理論の本命の論点であることがわかり、そこから集中的に学習しました。本番でも集中的に学習したところが出題されましたので、自己採点はボーダー付近となり合格を期待したのですが残念ながら判定はAで不合格でした。理論はある程度間に合ったのですがその分計算の精度が十分でなかったのが不合格の原因と思います。

税法は基礎期、応用期、直前期と学習範囲を3巡する必要があると思います。そのため、1年で合格するためには年内基礎+上級コースを受講すべきと思います。ただし、基礎期の講義は週3回となるので働きながらカリキュラムに付いていくのは簡単ではありません。

 

4. 消費税法

消費税法の1年目は法人税法の2年目と重なっていました。法人税法の反省を生かし9月からTの年内完結+上級コースを受講しました。週1回の講義ですし年内は特に問題なく予備校のカリキュラムについていけました。とはいえ、年内は理解が追い付いているという程度で計算や理論暗記が完璧になっているような状況ではありませんでした。法人税法の不合格が判明して年明けからは消費税法法人税法の同時学習となりました。法人税法はAで不合格になっておりどうしても2年目で合格したかったので、法人税法を重視することとなり消費税法の学習が手薄となってきました。当時は、簡易課税の出題頻度が少なかったことから簡易課税については精度が低い状態で本番に臨みました。本番では今では主流となっている原則・簡易の2題形式で出題されました。簡易課税の計算問題はきちんと勉強していれば満点がとれるような問題でしたが、いくつか取りこぼしがありました。これ以外にも全般的に精度が低く自己採点通り不合格(B)となりました。捨てる部分があると合格は難しいというのが1年目の消費税法から得た教訓です。

 

5. 相続税法

相続税法は4科目合格後、仕事の都合などでしばらく期間が空いてから受験しました。1年目はTの年内完結+上級コースを受講しそれなりの完成度で本番に臨んだつもりでしたが、全般的な実力不足で不合格(B)となりました。2年目は年明けからTの上級コースを受講しました。1年目よりは実力がアップしている気はしていましたが、法人税法消費税法の2年目ほど突き抜けた感じがなく、こちら記事でも記載したとおり受験生のレベルの高さを実感しました。また、改正論点の一つを計算に関係ないマイナー論点だと自己判断して暗記を疎かにしてしまいました。答練でもべた書きで1度出題され、講義でも軽く解説された程度でした。本番ではその改正論点が出題され、その論点が解答項目とすら気づかずに試験を終えました。予備校の解答速報を見て愕然としました。計算は前年よりは出来たと思いますが、理論で大きな失敗をしており当然不合格(B)でした。

改正論点はどんなにマイナーだと思ってもきっちり暗記する必要があるというのが2年目の相続税法から得た教訓です。

 

6. 事業税

事業税はこちらの記事でも記載したとおり、どうすれば合格レベルに達するかよくわかりません。私が受験した時は現在の配点と異なり理論70点、計算30点でした。理論は速記試験で柱は分かるものの書ききれず、どの程度省略すればよいか分かりませんでした。計算は基本的には難しくないのですが2,3か所迷うところがあり、受験者数の少なさやレベルの高さを考えると、間違えるわけにはいきませんでした。

学習範囲は狭いものの、予備校のカリキュラムでも計算演習は不足し、どこが合格レベルかわからない科目との印象です。事業税を選択しない方が良かったのではないかと思います。

 

7. 国税徴収法

国税徴収法はコロナを機に最後5科目目のピースを埋めようと気合を入れて臨んだ科目でした。これまでの教訓を生かした集大成となりました。

国税徴収法は一般的にはボリュームが少なく年明けから学習を開始しても合格が可能といわれています。私はこれまでの教訓と絶対に1年で合格したかったため、9月からTの年内完結+上級コースを受講しました。これは成功だったと思います。国税徴収法の詳細はこちらの記事に記載していますが、想像していたより理論の量が多かったことと、理論間のつながりが強く年内で学習範囲を一巡することで理解が深まり理論暗記の余裕も生まれました。

しばらく出題されていなかった配当問題もしっかり学習しました。本番でも出題され、苦戦する受験生も多いようでしたが私は最終値まで合わせることができました。理論も自己判断をすることなく漏れなく暗記し、趣旨もテキストに載っているものは暗記し十分な準備をし、1年で合格することができました。

国税徴収法は計算こそありませんが、私のこれまでの受験経験の集大成となる結果になりました。

 

不合格となった科目はその原因を分析し、翌年の学習に生かして2年で必ず合格するということが重要だと思います。

 

今回はここまでになります。参考になればうれしいです。

自己採点と税理士試験の結果

こんにちは、T-アレックスです。

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2022年11月30日が税理士試験の合格発表です。例年より10日から2週間程度早まっています。試験から合格発表までが長すぎるので、期間の短縮は良いことと思います。

今回は私の自己採点と本番の結果を振り返りたいと思います。自己採点の記録は残っていないのでおおよその記憶です。また、点数が開示されていない時期から受験していますので不合格の結果は記号で統一しています。

 

ご覧の通り12回受験して5勝7敗です。

合格した時は本番が終わった時点で手応えがありました。各予備校の解答速報を簡単に確認しただけで合格を確信し、結果もその通りとなりました。

不合格だった時はどう甘く採点してもボーダーに届くか届かないかといった出来で、結果も自己採点通り不合格でした。唯一惜しかったかなと思ったのは法人税法の1回目ぐらいです。私の場合、自己採点と結果は一致しており、逆転で合格したという経験はありません。

 

不合格という結果にはそれなりに理由があります。後から振り返れば当時何が足りなかったかは良くわかります。私は短期間で5科目合格をすることこそが最も重要と思います。お金をかけずに合格した科目があったり、年明けから勉強を開始して短期合格をした科目がある人もいると思います。それは素晴らしいことですし、自慢したくなる気持ちは理解できますが、その合格には多くの運の要素が含まれていると思います。資格試験は結果が全てなので運に助けられたとしても合格さえすればそれでいいのですが、本気で4,5年程度の短期間で官報合格を目指すのであれば、運の要素がなくても合格できる方法をとり、本番までに合格レベルに確実に達するような学習計画をたてることが重要と思います。

 

私は、簿記論は1年目は市販のテキスト・問題のみの完全独学、2年目の1月からTの資料のみ受講して合格しました。財務諸表論はTの1月からのコースで1年目で合格しました。これだけを見るとコスパがいいように見えます。こちらの記事でも書いていますが、簿財を1年で合格できなかったことが後々のキャリアに影響しており、必ずしも良い方法ではなかったと今では思っています。そのため、簿記論は独学でも合格可能であるとか、財務諸表論は年明けからでも合格可能などと、私はたまたま上手くいったものの長期的には必ずしも良い方法ではないと感じたことをこれから学習する人に勧めるようなことはしません。

短期合格を目指すには、王道である9月から予備校のカリキュラムをこなすことをお勧めします。これが時間的にも金銭的にも最も効率が良いと思います。

 

学習計画については過去にもいくつか記事を書いていますので参考にしてください。

社会人が税理士試験に合格するための目標年数と撤退ポイント - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

税理士試験の複数科目の勉強について - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

税理士試験は最初の2年が重要 - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

 

次回は科目ごとの私の不合格の分析について書きたいと思います。

今回はここまでになります。参考になればうれしいです。

履歴書はきれいに

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

今回は試験からは離れて履歴書はきれいにすべしというお話です。このブログのターゲ

ットは社会人で、簿記や税理士試験の勉強をしつつ転職もしてキャリアアップを考えている人も多いのではないでしょうか。

これまでのいくつかの記事で触れていますが、私も働きながら税理士試験の勉強をし、かつ、途中で転職もしました。また、私は採用する立場で履歴書を見ることもあります。それら経験をもとに履歴書をきれいにすることの大事さを書きたいと思います。

 

税理士試験長期化の要因 - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

税理士試験受験生の転職 - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

5科目合格までに年数がキャリア形成に影響する - T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

 

1. 中途採用の評価ポイント

一般企業の中途採用のプロセスは通常、履歴書での書類選考後、面接を数回行い、双方が合意して採用となります。新卒採用・第二新卒採用とは異なり、エントリーシートや志望動機を書かせるケースはあまりないと思います。

最初のステップは履歴書となりますので、きれいな履歴書で採用担当者にアピールすることが大事となります。では、きれいな履歴書とは何でしょうか。今どき手書きで履歴書を書くことはないので、当然ながら「字がきれい」ということではないです。履歴書には通常、出身大学や働いた会社の略歴を記載する履歴書とこれまでの仕事の詳細を記載する職務経歴書があります。職務経歴書が重要で、自分が何をやってきたか、どんな知識・経験があるか、どんな実績を上げたかを職務経歴書で採用者側にアピールする必要があります。

 

(1) 一貫したキャリア

転職で重要なポイントは応募している仕事に関連した仕事をどれだけ経験しているかどうかとなります。関連する資格を取得していればプラスの評価となります。一方で、応募している仕事に関係ない仕事はキャリアとして評価されません。

例えば、税理士事務所への転職を考えていたとします。税理士事務所や会計事務所での勤務経験があれば評価さるでしょう。企業の経理部門の経験も評価されるでしょう。企業の経理部門での経験はなくても、経理や会計処理に関与するような業務経験があれば評価ポイントになるでしょう。もちろん、簿記の資格などのプラスになると思います。その一方で、経理や会計と関係ない業務については、いかに実績をあげていてもほとんど評価されないでしょう。

私も採用側で履歴書を見ることがありますが、募集している仕事と関連がない職歴はほとんど評価しません。関連する業務経験がどれだけあるか、その経験を生かしてどのような貢献をしてくれそうかで判断しています。

採用する側は明確な目的をもって募集しており、募集している業務に関連した知識や経験を持った人を求めています。転職をして仕事の内容を変えるとしても、私は転職前後で関連性の強い仕事を選び、なぜ、その仕事や会社を選んだか、それによりどんな知識・経験を積めたか、自分のキャリアをストーリーをもって話せるようにした方がよいと思います。様々な職種を経験するのも良い経験かもしれませんが、採用する側の観点からはあまり評価されないかもしれません。

 

(2) 短期転職と転職理由

転職経験自体は中途採用の採用側からみて問題ありません。採用側が気にする点は短期転職と転職理由です。採用側はそもそもの募集が短期である場合を除き、ある程度長期的に活躍してもらうことを期待しています。1,2年で転職を繰り返している人は敬遠されます。肉体的・精神的に限界を迎えたり、自分の成長の妨げとなったりするような職場に長く留まる必要はありませんが、短期転職を繰り返すと応募者自身に問題があるのではないかと評価されてしまいます。

過去の転職理由には採用側が納得できるものが必要です。転職理由はお金やポスト、業務内容、会社の業績、プライベートの事情などいろいろあると思いますが、採用側が納得できる理由であれば問題ありません。

転職する際にはこれからのキャリア形成のことを考え、なぜ転職するのか転職理由を明確にして転職すべきと思います

 

(3) 出身大学

中途採用では、第二新卒扱いのポテンシャル採用の場合を除き、出身大学名はほとんど関係ないと思います。職務経歴が重要で、何をやってどんな知識・経験があるか、それをどう生かしてくれるかを採用者側は見ています。

私も採用する側で履歴書を見る際に、大学・大学院で何を専攻したかでその人のバックグラウンドを確認しますが大学名自体は見ても記憶に残りません。面接でも若い人の場合は、大学・大学院で何を学んだか話すこともありますが、ある程度のキャリアを持った人の場合、大学・大学院の話をすることはありません。それよりも業務に関連することで聞きたいことが沢山あります。

 

2. 公務員の中途採用

公務員の中途採用の場合、一般企業と少しプロセスが異なります。私の経験したケースに限定されますが、履歴書・職務経歴書の提出とともに、志望動機や採用されたらどんな貢献ができるかなどエントリーシートのような書類の提出を求められます。また、大卒時の公務員試験と同じような内容の英語、国語、数学(算数?)、理科、社会などのペーパー試験がある場合もあります。履歴書等による書類審査、ペーパー試験を通過すると面接となります。その後は数回の面接を経て双方合意したら採用と一般企業と同じです。

 

社会人としてのキャリア形成を考えたときにきれいな履歴書というのは重要だと思います。きれいな履歴書とは、職務経験や転職理由などが首尾一貫していて自分のキャリアをストーリーをもって語れるものだと私は思います。

 

今回はここまでになります。参考になればうれしいです。

税理士試験出題のポイントの活用

こんにちは、T-アレックスです。

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今年も税理士試験のポイントが公表されました。

令和4年度(第72回)税理士試験出題のポイント|国税庁

国税審議会が問題の誤りを認めた固定資産税については、「本問の採点に当たっては、受験者の不利とならないように配慮することとしています。」と先日公表した文書と同じ記載にとどまっていました。予想通りの塩対応です。

 

1.  出題のポイントとは

出題のポイントとは、毎年10月に国税審議会が科目別・問題別に税理士試験で何を問うていたか出題の意図を公表するしているものです。問題を作成した試験委員が作成しています。採点基準や配点は公表されません。

出題のポイントは出題者からのメッセージなので読むことをお勧めします。残念ながら試験委員によって記載の粒度が異なります。簡潔な記載の場合はほとんど参考になりませんが、詳しく書いている場合には参考になります。試験委員が何を問うていたのか、受験生は何を答えるべきかわかります。理論の回答の柱を理解するのに役立ちますし、計算でも処理に迷うような問題に言及があることがあります。

 

2. 出題のポイントの使い方

(1) 受験した科目

受験した科目については理論を中心に出題のポイントを確認するとよいでしょう。自分の解答が出題のポイントと一致していれば、合格の可能性が高くなります。

予備校の解答速報はたまに出題のポイントを外していることがあります。その場合に、自分の解答が出題のポイントとあっていれば、予備校基準での採点にかかわらず合格の可能性が高まります。ボーダー以下で合格するときは、このようなケースが多いのではないかと思います。

 

(2) 学習中の科目

学習中の科目は、出題のポイントを活用して、過去問の理論を解いてみることをお勧めします。

過去問は近年の試験分であれば国税庁のサイトでも公表されています。模範解答は予備校のテキストに載っていると思います。また、受験生の多い科目であればウェブ上で各予備校の模範解答を見ることが可能です。

 

出題のポイントを活用して過去問を解く目的は、柱上げや解答の論理構成が出題のポイントに沿っているかを確認することです。暗記の精度の確認ではないのでテキストを見ながらで構わないと思います。

税制改正によりあまり古い問題は模範解答が現行の法律とことなる可能性がありますので、3-5年分ぐらいで十分と思います。

 

これをやる時期は、柱上げの訓練の一環として学習が1~2巡した4月から5月のGWぐらいの時期が良いと思います。全体像を理解しないうちに本番の難しい問題を解いても意味はありませんし、逆に直前過ぎても対策を講じる時間がないと思います。

暗記と柱上げや理論のあてはめのバランスを把握し、直前期に何に力を入れて学習すべきか体感できるのではないかと思います。

 

出題者の意図に沿った解答をすることが合格への近道と思います。出題のポイントを活用した本番を意識した学習は非常に効果が高いと思います。

 

今回はここまでになります。参考になればうれしいです。

5科目合格までに年数がキャリア形成に影響する

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

今回は、5科目合格までの年数がキャリア形成に影響するというお話です。

 

私は、時間はかかったものの税理士試験に合格できたので、忘れないうちに学習中に考えたこと・感じたことをまとめておこうと思いこのブログを書いています。

私は、2022年現在まだ金融関係の会社で会社員として働いています。せっかく試験に合格したのですが生かしていない状態です。

試験合格を生かせていない最大の要因は、合格までに時間がかかってしまったからだと思います。

 

税理士資格をどのように生かすかキャリアプランによりますが、とにかく早期に5科目揃えることが重要です。お金や時間があるのであれば大学院に通ってもいいと思います。

 

1. 長期化した理由

私は働きながら11年掛かけて官報に合格しました。30代前半で税理士試験の学習を開始し4科目までは順調に4年で合格することができました。ここまでは順調に見えますが、後から振り返ると4年もしくは5年で5科目合格できなかったことが長期化の大きな要因になったと思います。

 

(1) 簿財

私も多くの受験生と同様に日商簿記2・3級からスタートし簿財に進みました。金融関係の仕事をしていたので簿記や会計にはなじみがあり内容はとっつきやすかったです。会計基準もごく一部ですが仕事で読むことがありますので、財務諸表論の理論も暗記はともかく内容の理解が難しいということはありませんでした。

税理士試験を安易に考えており、また、長期的な計画を考えていなかったため、1年目の簿記論は独学、財務諸表論は1月からの速習コースで学習しました。

1年目は財務諸表論が合格、簿記論は不合格でした。簿記論は翌年に合格するのですが、税法の学習に影響を及ぼすことになります。1年目に2科目合格できなかったことが1年の遅れを生んで後々大きな影響を与えます。

私のこの経験が、最初の2年が重要という記事を書いたり、簿記論でも財務諸表論でも9月からの予備校の活用をお勧めしたりしている理由です。

 

(2) 転職

4年で4科目合格後、転職しました。正直あと1科目なのですぐに合格できると思っていました。ところが、転職先の仕事が忙しく、また、仕事に慣れるのに労力や時間を費やしたため学習時間を確保することが難しくなりました。会社員として給料をもらっている以上、仕事をおろそかにするわけにはいきません。こちらの記事でも書きましたが転職後に試験勉強を継続するのは容易ではありません。学習時間が確保できるうちに一気に5科目揃えることが肝要と思います。

 

(3)  モチベーションの低下

数年して仕事が落ち着いたので試験勉強を再開しました。自分としてはこれまでの学習経験を生かしてしっかりと勉強したつもりでしたが、2年連続で不合格でした。仕事の内容・人間関係・待遇に特に不満はなかったので、税理士試験に取り組むモチベーションが低下していたのではないかと思います。その後また試験勉強から離れます。こちらの記事でも書きましたがモチベーションの低下も長期化の大きな要因です。モチベーションが高いうちに合格するというのが重要です。

 

(4)  5科目目の合格

5科目目に再度挑戦した理由は、1科目合格していないことが引っかかっておりとにかく5科目揃えたかったこと、コロナでプライベートの予定が入らなくなり学習時間が確保できるようになったためです。ここで5科目揃えなければ一生無理と思い手を抜かずに勉強し5科目目に合格することができました。やはり、モチベーションは重要だと改めて感じました。

 

2. キャリアへの影響

私は、4,5年で5科目合格していたら税務・会計の経験を積む方向にキャリアチェンジし、今のキャリアとは随分違ったものとなっていたかもしれません。現在、金融関係の仕事でそれなりの経験を積み、今の会社で責任ある仕事を任されていますのでキャリア形成は上手くいっているとは思っています。

ただ、せっかく時間やお金をかけて5科目合格しても直接的に活用できていないのはもったいないような気がします。社内の経理部門に異動して活用するという方法はあり得ますが、それ以外には今転職してキャリアチェンジするというのは年齢や待遇を考えると現実的な選択肢ではない気がします。

 

このように、合格までに何年かかるかによってキャリアに影響すると思います。

とにかく早く5科目揃えましょう。

 

今回はここまでになります。参考になればうれしいです。