T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報を発信しています。金融関係の仕事をしながら官報合格済み。その他キャリアや英語学習の情報も発信しています。

税理士試験合格のための週間勉強スケジュール

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験を合格するための情報をお伝えします。

 

今回は、社会人が働きながら税理士試験の勉強をするための週間スケジュールと勉強時間のお話です。

 

1. 合格のために必要なこと

税理士試験受験生の最終目的は試験に合格することです。試験に合格するために必要なこと少しブレークダウンしましょう。

合格のために必要なことは、試験本番までに合格レベルに達することです。

私が考える合格レベルは以下の通りです。。

  • 予備校の答練・トレーニングで出た計算問題が完璧に解ける。
  • A・Bランクの理論と改正論点を完璧に暗記し、Cランクの理論は白紙にならない程度に覚えている。
  • 応用理論の柱挙げができる。

 

合格レベルに達するためにやるべきことは、予備校のカリキュラムを完璧にマスターすることだと思います。予備校の講義スケジュールに沿って講義を受講し、計算の復習をし、理論を覚え、答練を受け、答練の復習をする、これを完璧になるまで繰り返します。

 

今回は、学習時間についてお話しますが、合格レベルに達することが必要であって、勉強時間はあまり重要ではありません。予備校のカリキュラムを完璧にマスターできるのであれば、勉強時間は何時間でも構わないと思います。私も、勉強時間を記録していたわけではありませんので、実際に何時間勉強したかは分かりません。後から振り返ってこのくらいの勉強時間が必要だというものを書いています。

 

2. 週間スケジュール

(1) 年間で共通すること

社会人は仕事もありますので1週間単位で予備校のカリキュラムをこなすのが良いと思います。平日に仕事などで十分な勉強ができなかったときは休日に挽回し、平日の勉強が上手くいったときは休日に余裕ができ、1週間トータルで予備校の1週間のカリキュラムに遅れずについていくイメージです。

 

社会人は仕事を優先する必要があります。仕事のトラブルや残業の発生なども考慮して平日は3~4日の勉強スケジュールとした方がいいでしょう。毎日勉強することを前提とすると融通が利かなくなります。平日は1日あたり2.5~3時間はまとまった勉強時間が欲しいところです。2.5~3時間とは、通信で1.4~1.6倍の速さで講義を視聴した場合に、1講義又は1答練+解説にかかる時間となります。講義は細切れに視聴しても構いません。

3時間×3日=9時間、2.5時間×4日=10時間、3時間×4日=12時間となりますので、10時間が1週間の平日の勉強時間のめどとなるでしょう。

平日は仕事がありますのでリズムを崩さないよう、年間を通して一定の勉強時間とし、時期によって平日の勉強時間を増やさない計画の方がいいと思います。直前期に時間が足りなくなってしまったときには、平日の勉強量を増やすことで対応することができます。

 

受験科目や学習している科目数によっても必要な勉強時間は変わりますが、簿財同時学習や国税三法を学習している場合の私の考える時期ごとの1週間の学習時間のめどは以下の通りです。

 

(2) 基礎期(9-12月)

基礎期には20時間程度の勉強が必要と思います。上記(1)のとおり平日が10時間程度で、平日の勉強が予定通りであれば、休日2日で10時間程度の勉強時間となります。勉強に遅れがなければ、休日のどちらかを家族サービスや趣味の時間に充てることも可能です。税理士試験は長期戦となりますので、この時期は家族サービスや趣味にも時間を使い精神的な余裕を持つことも大切と思います。

 

(3) 応用期(1-4月)

応用期には25-30時間程度の勉強が必要と思います。この時期になると講義や答練の質・量が格段に上がりますし、理論暗記の題数も増えていきます。予備校のカリキュラムをこなしていくと、自然と週5-10時間は基礎期より余分に勉強時間がかかると思います。平日は3~4日で10~12時間程度の勉強を継続します。休日は2日とも勉強に充て、15-20時間勉強します。とはいえ、家庭を持っている人は卒業式や入学式、習い事の発表会など最低限のイベントには参加しないと家庭が崩壊してしまいますので、家族とよく話し合いスケジュールを調整してください。

 

(4) 直前期(5-7月)

直前期には30時間程度の勉強が必要と思います。答練、計算問題の解き直し、理論暗記の繰り返しになると思います。基本的には応用期と時間の使い方は同じで、平日は3~4日、残りを休日に勉強します。そのほかに、暇さえあれば理論を回すことになります。

最低限の家庭のイベントには参加しますが、GWに遊びに行くのは無理でしょう。せいぜい1日ぐらいでしょうか。家族の理解・協力が不可欠です。

 

3. 年間勉強時間

9月から7月まで上記2のとおりの配分で勉強した場合の総勉強時間はおよそ

基礎期:20時間×16週=320時間

応用期:25時間×18週=450時間

直前期:30時間×14週=420時間

合計         1,190時間となります。

おそらく働きながら勉強する場合、週35時間が限度と思います。内訳としては、平日3時間×5=15時間、休日10時間×2=20時間の合計35時間です。最大の年間勉強時間は1,680時間となります。

以上から年間の総勉強時間は1,190時間~1,680時間となります。

1年での簿財同時合格や国税三法の合格は、無理ではないけどかなり難しいということを考えると、合格までに予備校の標準学習時間の2~3倍の学習時間が必要というのは妥当な気がします。

 

以上が私の考える社会人のための週間スケジュールです。

 

4.  最後に

繰り返しになりますが、合格レベルに達することが重要であって、何時間勉強したかは重要ではありません。また、社会人は仕事をしっかりとやり、家庭が平穏であることが試験勉強をする大前提ですので、よくよく考えて勉強スケジュールを組みましょう。

 

今回はここまでとなります。

よろしくお願いします。