こんにちは、T-アレックスです。
このブログでは、社会人が働きながら税理士試験を合格するための情報をお伝えします。
今回は、大学入試と税理士試験の関係についてのお話です。
1. 税理士試験と大学入試の共通点
私は、大学入試(一般入試)の試験勉強のノウハウは、税理士試験などの資格試験の勉強に生きると思います。
両者の共通点は
・試験範囲が明確
・試験内容が安定している
・勉強方法が確立している
といった点があります。
大学入試は、試験範囲が高校までの学習範囲と明確です。また、共通テスト(旧センター試験)や各大学の試験の形式や問題のレベルも年によって大きなブレはなく一定しています。試験形式や内容が安定しているため勉強方法が確立しています。受験生は参考書や予備校、ネットで何をどこまで勉強すればよいかを容易に知ることができます。あとは、受験生がそれらの情報を調べ、合格に必要な質や量の勉強をするかどうかにかかっています。
税理士試験を含む資格試験の勉強方法は基本的に大学入試と同じです。資格試験の学習範囲は明確、試験形式も一定で、学習のノウハウも確立しており予備校や参考書、ネットで容易に把握することができます。
大学入試と少し違うのは、資格試験では制度改正により試験範囲が少しずつ変わることがある点でしょうか。
2. 学習科目
税理士試験のために勉強しておくべき入試科目はまずは国語(現代文)です。一定の国語力がなければ財務諸表論の理論や税法を理解することは難しいです。専門用語を漢字で解答する必要がありますので、漢字の知識も必要となります。とはいえ、大学受験レベルで十分で漢検などは全く必要ありません。
次に必要となるのは数学です。数学といっても税理士試験では利息計算、割引計算、按分計算など中学レベルの計算が出来れば十分なのですが、数字を扱う試験である以上、数字や数式に苦手意識があると厳しいです。
3. 記述対策
税理士試験の理論は記述式の試験なので、大学入試での記述式の勉強経験が活きてきます。
単なる語句の暗記や選択式の問題と異なり、記述で解答する問題についてはそれなりにトレーニング積む必要があります。大学入試の記述式の問題の勉強をした経験は年数が経ってもそう無くなるものではなく、初めて記述対策の勉強をする人に比べかなりアドバンテージがあるのではないかと思います。
4. 学習科目数
税理士試験では一般教養の試験はありませんが、一般教養がある資格試験、就職試験、公務員試験などは共通テスト対策で5教科を勉強していた方が有利と思います。
SPIや公務員試験では一般教養として幅広い分野の問題が出題されます。大学入試で多くの科目の勉強を経験していれば、かなり勉強時間が節約できると思います。特に大学3年生や4年生の時に試験を受けるのであれば、大学入試時の勉強の貯金はかなり残っています。
5. 最後に
私は、ご自身の希望する大学・学部を受験すればいいと思いますし、受験科目の多寡によって上下があるとも思っていません。大学に入学する方法は色々あり、一般入試が一番いいとも思いません。
大学へ行く目的、希望する大学・学部やご自身の環境に応じて、大学入学の方法を戦略的に選択すればいいと思います。
税理士試験を含む資格試験の勉強に目的を限定すると、私は、大学入試で多くの科目を勉強し、記述式の試験の経験をした方が有利と思います。
大学受験マンガといえばドラゴン桜。2の方はスマホアプリとか出てきて現代風。
今回はここまでとなります。
よろしくお願いします。