こんにちは、T-アレックスです。
このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。
税理士試験の合格発表から1か月半が経過しました。合格体験記が色々な媒体で掲載されています。独学で合格したことをアピールしているものもあります。
独学といいながら予備校の資料通信を使っていたり、もっとひどいケースでは前年のテキストを使用て独学と称したり、Web通信を受講しているにもかかわらず独学と称していたりします。私も資料通信とWeb通信のみで5科目合格したので独学で官報合格したことにしてもいいのでしょうかね??
こちらの記事でも書いていますが私は、独学で合格したか予備校を活用して合格したかの違いには全く意味がないと思います。院免か官報合格かの違いも全く意味がないと思います。とにかく早く5科目を揃えることが重要です。大学院を使ってもいいと思います。社会人が5科目揃えるのはかなりハードルが高く、働きながら4-5年での短期合格は非常に価値があります。その後のキャリア展開に大きく左右します。一通りの学習範囲が終わればその科目の基礎的な知識が獲得できているので、長期間にわたって同じ科目の試験勉強をしても所詮テスト勉強に過ぎず、本質的な意味での会計・税務の知識や経験の上積みはありません。
税理士試験は5科目合格して初めて意味が出ます。科目合格の段階での合格体験記もあまり意味がないと思います。独学で2年かけて合格するのであれば、予備校を活用して1年で合格した方がいいです。こちらの記事でも書きましたが、私は4科目目までは順調に4年で合格しましたものの、その後転職などもあって5科目目の合格に時間がかかってしまいました。2年目の段階では私の学習方法は良かったと思っていました。こちらの記事や簿記論、財務諸表論の記事でも書いた通り、最終結果からすると簿記論も財務諸表論も9月から予備校の講義を受講し、1年で何としても2科目合格すべきでした。そうすれば、法人税と消費税も1年で合格し3年で4科目合格し、転職前に5科目合格することもできたかもしれません。1科目単位で最適化を図るのではなく、5科目トータルでどのような戦略で臨むべきか考える必要があります。
こちらの記事でも書きましたが、大手の予備校を使っても5科目で100万円程度です。年平均20-25万円です。受験勉強を始めると旅行、飲み会、趣味などに使う時間もお金も自然と減りますので社会人であれば払える金額ではないでしょうか。最もコストパフォーマンスが良いのは独学ではなく短期合格です。
今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。