こんにちは、T-アレックスです。
このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。
11月30日に2023年の税理士試験の結果が発表されました。合格された方はおめでとうございます。
今年は試験結果が前日に届いたりしていたようですね。前日に届いたら間違えかと思ってびっくりするでしょう。
税理士試験結果通知書等が合格発表日前日に受験者に届いた件について(令和5年11月30日)|国税庁
科目合格者も早くWebで発表してくれないですかね。
今年度の受験者、合格者と合格率の推移はこちら
今年の注目は受験資格が緩和された簿記論と財務諸表論でした。簿記論の合格率は17.4%で平年並み、財務諸表論の合格率は28.1%とH27(2015年)以降で2番目の高さでした。
簿記論、財務諸表論の合格者を増やそうという国税庁の意図が明確になりました。合格者の絶対数が増えるということは、これまでより合格しやすくなっていることを意味します。
今年は特に財務諸表論がボーナス年でした。簿記論は前年の合格率が23%と高かったこともあり今年の合格者数は減少していますが、財務諸表論は2,224人も増えています。合格率が29.6%と高かったH29(2017年)の3,081人と比べても645人合格者が多いです。
こちらでも記載していますが、今年の財務諸表論の試験問題は良問だったと思います。
今年の問題と合格率を考えると2年目以降の受験生が不合格となっている場合、かなり危機的な状況ではないかと思います。私は財務諸表論が税理士試験への適性(税理士の適性ではなく)を測るものと考えています。この点については、いつか別の記事で書きたいと思います。
今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。