こんにちは、T-アレックスです。
このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。
9月になり予備校の講義も本格化しています。今回は基礎期(9-12月)の学習について記載したいと思います。基礎期の過ごし方については、こちらの年間スケジュールの記事でも触れていますが、もう少し詳しく書きたいと思います。
ターゲットは、簿財同時受験の1年目、税法の1年目の受験生となります。また、年内完結を前提としています。
1. 予備校のカリキュラムの消化
基礎期に限りませんが、まずは予備校のカリキュラムに遅れずに付いていくことが重要だと思います。
TやOの場合、簿財同時学習では簿記論と財務諸表論が各週2回で合計週4回、法人税・所得税は週3回、消費税は週1回の講義となっているようです。
法人税・所得税週3回の講義は厳しいです。年間スケジュールの記事でも書きましたが、年内で学習範囲を一巡しなければ1年で合格するのは難しいのではないかと私は思います。
サイクルとしては、①講義を受ける、②トレーニング等で復習する、③予告理論の暗記をする、④次の講義・テストを受けるとなります。これらを予備校のスケジュール通りにこなさなければなりません。基本的なスケジュールは応用期・直前期でも同じですのでこのサイクルでの学習に慣れる必要があります。
簿財については、②の復習は簿財で重なる部分は少し省略してもいいと思います。
働きながら学習する場合、必ずしも毎日同じように勉強できるとは限りませんので、週末にまとめて学習するなど1週間単位でカリキュラムを消化できるようにしましょう。年末年始に遅れを挽回するチャンスはありますが、あまり遅れると応用期に入るための復習ができなくなるので1週間程度の遅れにとどめるようにしましょう。
2. 計算と理論の配分
私は、基礎期は計算8割、理論2割の配分でいいと思います。基礎期は計算を重視し、計算のトレーニングは全てこなして基本的な計算パターンは基礎期に習得しましょう。理論は計算に関連する部分を予備校のカリキュラムに沿って理解を重視します。予備校の講義でも計算に関連する項目を優先して解説があり、細かい手続や独立した論点は後回しになっていると思います。ミニテストや実力テストの予告理論はなるべく覚えて試験に臨んだ方がいいのですが、暗記が難しければ理論暗記は後回しでもいいと思います。
まずは、計算を固め、理論は理解重視で良いと思います。
基礎期は学習内容はそれほど難易度は高くないのですが、初学者にとっては進度は早いので計算を中心に予備校のカリキュラムに付いていって学習のペースをつかみ基礎を固めましょう。
今回はこれまでとなります。