T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

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英語学習の難しさ②(現状把握)

こんにちは、T-アレックスです。

 

今回は英語学習の難しさについての記事になります。こちらの記事で書いた通り、私は今海外赴任をきっかけに英語力の向上に取り組んでいます。日本にいた頃から英語の勉強はしていたものの、流ちょうに話せるレベルからは遠いです。英語学習の難しさのうち、前回は最終目標や中間目標の設定の難しさについて書きました、今回は現状把握の難しさについて書きたいと思います。この記事にプロモーションは含まれていません。

 

大人でも学生でも英語を流暢に話したい、自在に読み書きしたと思う人は多いでしょう。日本の場合、最近の若い人は小学校から英語の授業が始まります。小学校では英語の授業がなかった人でも中学・高校・大学と英語学習を経験した人がほとんどでしょう。日本の教育では読み書きが中心になりますが、大学入試にリスニングが課されていることも多く、ある程度リスニングの学習はしたことがある人が多いはずです。また、英検の受験者であれば、英検のためにリスニングやスピーキングの学習をしているでしょう。学生や社会人であればTOEICのためにリスニングや文法・リーディングを学習した人も多いでしょう。

大学受験までにどの程度英語を学習し、現在どの程度覚えているか、英検の級やTOEICのスコアである程度自分の現状の英語レベルを把握することはできるでしょう。

しかしながら、英語の四技能である「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」、のうちどれがどのレベルにあるのか、どこを改善すべきか、「細かく現状を把握し課題を見つける」ことは難しいです。

 

四技能全てに関連する語彙や文法の知識がどの程度あってどの程度使えるレベルにあるのかを把握するのも難しいです。「聞く」・「話す」でも、語彙や文法の知識不足で聞けない・話せないなのか、それ以外が課題なのか自分で把握することは難しいです。

中学や高校初級レベルの語彙や文法が不足しているのであれば、まずはそこを固める必要があります。スクリプトを見ればほとんどの意味が分かるのであれば、聞けない・話せないのは語彙力や文法の知識ではないのだと思います。そうすると、単語帳などで語彙力を増やすのは優先事項ではないかもしれません。

 

「聞く」については、英語教材のリスニング練習の音声が聞き取れないのか、アナウンサーが話す比較的きれいなニュース英語が聞き取れないのか、TEDなど比較的論理的でスピードもそれほど速くないプレゼンテーションの英語が聞き取れないのか、映画・ドラマなど速くて会話があちこちに飛んでいくような英語か聞き取れないのか、様々なレベルがあります。自分がどのレベルにいるのかを把握しない限り、効果的な学習計画は立てられないでしょう。

「話す」についても現状を分解して把握しないと対策が立てられません。単語レベルで通じる発音(私の言う「通じる発音」とは、ネイティブ並みのきれいな発音ではなく、相手に聞き返されない程度の発音を言います。)でないのか、文章レベルで抑揚やリズムが悪い、(つまり、原稿があっても通じにくい)のか、語彙や表現の不足か、会話中に日本語に変換しており英語で考えられていないのか、色々な課題があると思います。それぞれ自分がどの段階にいて、どこをどう解決すべきかを自分で考えるのは困難です。

 

現状把握の難しさから、どこから手を付けて良いか分からない、やみくもに英語学習をしてもなかなか効果が得られない、という結果につながっていると考えられます。

 

今回は英語学習の現状把握の難しさについて書きました。英語学習の難しさについてはほかにも色々な点があると感じています。その他の点については今後書いていきたいと思います。また、これをどう克服していくかについては、まだ私の考えはまとまっていません。学習を継続しながら考えていきたいと思います。

 

今回はここまでとなります。参考になればうれしいです。